Thu
07/14
2005
愛か?正義か? 〜SWEP3「シスの復讐」ピンポイント感想5
○愛と正義
「愛と正義ではどちらを選びますか?」と聞かれたルーカス監督「ベリィハードだね」と笑いながら、しばらく考えて真顔になって「正義だね。正義は一番大事だ。」と答えてたのが印象的です。
これは人間は社会的動物だから、自分さえよければ何をしても良いというエゴを通したり、どんなに苦しくても越えては行けない人としての一線を越えてしまったりしたら、未来は暗いものになるってことだと思うんです。
松谷みよ子が「私のアンネフランク」で、ファシズムへの道を青森の民話を題材に暗喩していました。私の記憶ですが(うろ覚えで違ってたらすみません)、「代々どんなに苦しくてもこれだけは絶対渡してはいけないと言い伝えられる鬼の目玉を、鬼に苛まれ苦しむ若者を助けるために、彼を愛する娘はそれを鬼に渡してしまう。とたんにすべての光が消え、あたりは無数のしゃれこうべが広がった」というものでした。
戦争で疲弊した民衆が強い指導者を求め、パルパティーンに議会の全権を委譲したのも、アナキンがパドメを救うためにシスの力を欲したのも、この話にあてはまるかもしれません。
またアナキンの一生を通し、善良な者も悪になることがあるし、完全な悪人に見える者にも善がある、誰の中にもある善と悪の心を描いている作品だとわかります。
○アナキンの選択〜EP3の選択とEP6の選択〜
でもそもそも愛と正義を切り離して考えるのが不自然だと思うのは、私が無知だからでしょうか?
EP6でアナキンは息子の善を信じる心に促され、自分の中にある悪に勝って善をなしたのはその通りですが、
見ようによっては、アナキンはEP3で、愛か正義かを選べという場面で「愛」を選んでシスに堕落し、EP6では愛か悪かを選べという場面で「愛」を選んでジェダイに帰還したように見えますが(笑)愛は善悪を超越したものに思えたり・・。
というわけでなく、実はポイントは、アナキンはEP3で、妻への愛と自己愛で自己愛を選び、EP6では息子への愛と自己愛(自分の課された呪縛)では息子への愛を選んだのだと思います。
EP3でアナキンは、自分が喪失の悲哀を避けたいエゴから、パドメが自分の命よりも大切だったアナキンと共和国の未来を奪ってしまいます。賢者の贈り物ならぬ、愚者の贈り物のすれ違いで、アナキンはパドメの命を愛したのですが、パドメは自分の命よりアナキンの正義を愛しているのは明白です。パドメは命より大切なものを失ったので死に至り、アナキンも最も愛したものを失います(※)。あそこはどんなに自分が苦しくても辛くても、パドメを愛しているならやってはいけないことをしてしまって、パドメを不幸にしたのだと思います。だからEP3のアナキンは「パドメへの愛」を選んでいないんだと思います。
けれど、絶望にあったEP6では、アナキンは自分を捨て、息子が願っている自分を選んだんです。つまり「自分」を捨てて、息子が信じ、かつてパドメが愛した正義の自分になることで、自分の願いではなく、彼らの願いをかなえることができたんだと思います。
アナキンは自分を捨てられないエゴ=利己的行為で破滅しますが、自己を犠牲にした「愛」=利他的行為を成した時、予言は成就し、彼は晴れて愛する人々の待つフォースに迎え入れられたのだと思いました。
ファウストで言う「時よ!止まれ!お前は美しい」という瞬間なのでしょう。
またむしさんも感想で語ってましたが、実は彼はあの場面で、かつて母を妻を救えなかった呪縛から(愛する人を救えない運命から)、息子を救うことで、やっと解かれた瞬間にも見えました。
EP3は愛か正義という選択より、エゴか愛か、という選択に私は見えたりもします。
○メイス・ウィンドウの執着
アナキンがパドメの死を回避しようとして、彼女を死なせたのですが、アナキンのダークサイド転落も、メイスがアナキンがジェダイオーダーの脅威になることを恐れ、回避しようとしたこともシンクロしてるように思いました。結果と原因がリンクしてるのだと。
せっかくアナキンが議長がシスであることを知り、動揺しながらもジェダイとしての正義を通してメイスに伝えたのに、メイスはアナキンの同行の希望を聞かず、連れて行こうとはしません。アナキンと議長の関係を疑っているから、ひいてはアナキンがジェダイオーダーを破滅させる予感、予言の意味の解釈を誤ったと恐れるからでは?
結果、アナキンのジェダイへの失望をますます増幅させ、議長との対決において、アナキンを袋小路に追い込んだ原因に思えました。
結局、流れが悪い時は、じっと機を待つことは大事で、じたばたして流れを変えようとしないはヨーダとオビワンはさすがです。メイスとアナキンは喪失を恐れるから、流れに逆らった結果、悲劇を大きくしたようにも捉えられますね。
※ここはEP5のヨーダの台詞「お前が救おうとする者の大切なものをなくしてしまう」を想起させられます。「未来を感じる時は気をつけねばならん」という言葉の奧にあるものもすごく見えてきます。
またこの場面でのルークの英雄気質についても、後でまとめたいところですね(^^)。
今日はむしさんと長電話でSW談義、濃かったです(笑)むしさんは落ち込まないで、楽しめたそうです。私ってばやっぱりアナキンが好きなので、客観性が薄いんだーと改めて感じました(汗笑)ここ読んでる方、あまり真に受けないで下さいね(^^;あくまで私の主観ですから。
○ベイダーの荼毘
昨日のTBSでやったEP6、どう見ても「ジェダイの帰還」でした。ラストシーンがヘイデン・クリステンセンでしたから、SWトリロジーのDVDバージョンでした。むしさんも感激したそうですが、私も「復讐」「バージョンだと思ってたんで、思わず感激しました。その後、ヘイデンがインタビューで「アナキンは混乱した若者だ」と語っていたのが印象的です。
ベイダーを荼毘に付すシーン、若い頃旧作で私が一番心打たれたベストシーンです。ルークがタトウィーンで見る夕日のシーンと重なって、私のSWの原風景です。
ちょうどガンダムで、アムロが狂人と化した父親の作った壊れたメカを捨てたシーンで感じた青春を終える感傷と似ています。(ダグラムのクリンと父の関係も好きだった)。父性を喪失し父の人生の悲哀を知って、子供が大人へと成熟する瞬間は、ちょうど二十歳になった私にはとっても身近な心情でした。当時はアナキンの人生がまさかここまでドラマチックだとは思いもしませんでしたが、ルークに感情移入していました。
あの頃の気持ちを思い出し、うるうるしてたら、
うちの旦那ったら、「おいおいベイダーの鉄兜は、薪の火力じゃ焼けないだろう?あ、中身だけ灰になればいのか。」とムード台無しじゃん!!。
「え?あれプラスチックじゃないの?金属なら重いじゃん。」
「あの光沢はどう持てもプラスチックだが、さすがに頭は金属だと思うぞ。」
誰かベイダーのスーツの素材がなんだか知ってる方、教えて下さい。

2号はPS2のゲームやってますが、ゲームのアナキンは議長への愛で転落するという、、、極悪そうな感じがこれまたいいのですが。
息子はオビワンが好きで、アナキンのことボロクソ悪く言うのがなんか気になる母でした(笑)
「愛と正義ではどちらを選びますか?」と聞かれたルーカス監督「ベリィハードだね」と笑いながら、しばらく考えて真顔になって「正義だね。正義は一番大事だ。」と答えてたのが印象的です。
これは人間は社会的動物だから、自分さえよければ何をしても良いというエゴを通したり、どんなに苦しくても越えては行けない人としての一線を越えてしまったりしたら、未来は暗いものになるってことだと思うんです。
松谷みよ子が「私のアンネフランク」で、ファシズムへの道を青森の民話を題材に暗喩していました。私の記憶ですが(うろ覚えで違ってたらすみません)、「代々どんなに苦しくてもこれだけは絶対渡してはいけないと言い伝えられる鬼の目玉を、鬼に苛まれ苦しむ若者を助けるために、彼を愛する娘はそれを鬼に渡してしまう。とたんにすべての光が消え、あたりは無数のしゃれこうべが広がった」というものでした。
戦争で疲弊した民衆が強い指導者を求め、パルパティーンに議会の全権を委譲したのも、アナキンがパドメを救うためにシスの力を欲したのも、この話にあてはまるかもしれません。
またアナキンの一生を通し、善良な者も悪になることがあるし、完全な悪人に見える者にも善がある、誰の中にもある善と悪の心を描いている作品だとわかります。
○アナキンの選択〜EP3の選択とEP6の選択〜
でもそもそも愛と正義を切り離して考えるのが不自然だと思うのは、私が無知だからでしょうか?
EP6でアナキンは息子の善を信じる心に促され、自分の中にある悪に勝って善をなしたのはその通りですが、
見ようによっては、アナキンはEP3で、愛か正義かを選べという場面で「愛」を選んでシスに堕落し、EP6では愛か悪かを選べという場面で「愛」を選んでジェダイに帰還したように見えますが(笑)愛は善悪を超越したものに思えたり・・。
というわけでなく、実はポイントは、アナキンはEP3で、妻への愛と自己愛で自己愛を選び、EP6では息子への愛と自己愛(自分の課された呪縛)では息子への愛を選んだのだと思います。
EP3でアナキンは、自分が喪失の悲哀を避けたいエゴから、パドメが自分の命よりも大切だったアナキンと共和国の未来を奪ってしまいます。賢者の贈り物ならぬ、愚者の贈り物のすれ違いで、アナキンはパドメの命を愛したのですが、パドメは自分の命よりアナキンの正義を愛しているのは明白です。パドメは命より大切なものを失ったので死に至り、アナキンも最も愛したものを失います(※)。あそこはどんなに自分が苦しくても辛くても、パドメを愛しているならやってはいけないことをしてしまって、パドメを不幸にしたのだと思います。だからEP3のアナキンは「パドメへの愛」を選んでいないんだと思います。
けれど、絶望にあったEP6では、アナキンは自分を捨て、息子が願っている自分を選んだんです。つまり「自分」を捨てて、息子が信じ、かつてパドメが愛した正義の自分になることで、自分の願いではなく、彼らの願いをかなえることができたんだと思います。
アナキンは自分を捨てられないエゴ=利己的行為で破滅しますが、自己を犠牲にした「愛」=利他的行為を成した時、予言は成就し、彼は晴れて愛する人々の待つフォースに迎え入れられたのだと思いました。
ファウストで言う「時よ!止まれ!お前は美しい」という瞬間なのでしょう。
またむしさんも感想で語ってましたが、実は彼はあの場面で、かつて母を妻を救えなかった呪縛から(愛する人を救えない運命から)、息子を救うことで、やっと解かれた瞬間にも見えました。
EP3は愛か正義という選択より、エゴか愛か、という選択に私は見えたりもします。
○メイス・ウィンドウの執着
アナキンがパドメの死を回避しようとして、彼女を死なせたのですが、アナキンのダークサイド転落も、メイスがアナキンがジェダイオーダーの脅威になることを恐れ、回避しようとしたこともシンクロしてるように思いました。結果と原因がリンクしてるのだと。
せっかくアナキンが議長がシスであることを知り、動揺しながらもジェダイとしての正義を通してメイスに伝えたのに、メイスはアナキンの同行の希望を聞かず、連れて行こうとはしません。アナキンと議長の関係を疑っているから、ひいてはアナキンがジェダイオーダーを破滅させる予感、予言の意味の解釈を誤ったと恐れるからでは?
結果、アナキンのジェダイへの失望をますます増幅させ、議長との対決において、アナキンを袋小路に追い込んだ原因に思えました。
結局、流れが悪い時は、じっと機を待つことは大事で、じたばたして流れを変えようとしないはヨーダとオビワンはさすがです。メイスとアナキンは喪失を恐れるから、流れに逆らった結果、悲劇を大きくしたようにも捉えられますね。
※ここはEP5のヨーダの台詞「お前が救おうとする者の大切なものをなくしてしまう」を想起させられます。「未来を感じる時は気をつけねばならん」という言葉の奧にあるものもすごく見えてきます。
またこの場面でのルークの英雄気質についても、後でまとめたいところですね(^^)。
今日はむしさんと長電話でSW談義、濃かったです(笑)むしさんは落ち込まないで、楽しめたそうです。私ってばやっぱりアナキンが好きなので、客観性が薄いんだーと改めて感じました(汗笑)ここ読んでる方、あまり真に受けないで下さいね(^^;あくまで私の主観ですから。
○ベイダーの荼毘
昨日のTBSでやったEP6、どう見ても「ジェダイの帰還」でした。ラストシーンがヘイデン・クリステンセンでしたから、SWトリロジーのDVDバージョンでした。むしさんも感激したそうですが、私も「復讐」「バージョンだと思ってたんで、思わず感激しました。その後、ヘイデンがインタビューで「アナキンは混乱した若者だ」と語っていたのが印象的です。
ベイダーを荼毘に付すシーン、若い頃旧作で私が一番心打たれたベストシーンです。ルークがタトウィーンで見る夕日のシーンと重なって、私のSWの原風景です。
ちょうどガンダムで、アムロが狂人と化した父親の作った壊れたメカを捨てたシーンで感じた青春を終える感傷と似ています。(ダグラムのクリンと父の関係も好きだった)。父性を喪失し父の人生の悲哀を知って、子供が大人へと成熟する瞬間は、ちょうど二十歳になった私にはとっても身近な心情でした。当時はアナキンの人生がまさかここまでドラマチックだとは思いもしませんでしたが、ルークに感情移入していました。
あの頃の気持ちを思い出し、うるうるしてたら、
うちの旦那ったら、「おいおいベイダーの鉄兜は、薪の火力じゃ焼けないだろう?あ、中身だけ灰になればいのか。」とムード台無しじゃん!!。
「え?あれプラスチックじゃないの?金属なら重いじゃん。」
「あの光沢はどう持てもプラスチックだが、さすがに頭は金属だと思うぞ。」
誰かベイダーのスーツの素材がなんだか知ってる方、教えて下さい。

2号はPS2のゲームやってますが、ゲームのアナキンは議長への愛で転落するという、、、極悪そうな感じがこれまたいいのですが。
息子はオビワンが好きで、アナキンのことボロクソ悪く言うのがなんか気になる母でした(笑)

SWは、EP3以外は一応一通り見ているのですが、正直それ程思い入れの強くありません。
でも、この記事読んで、見たくなっちゃいました...
で、感想は、アナキンは、北斗の拳のサウザーみたい...(解らなければスイマセン...)
愛深き故に愛を絶ち、そして愛を憎んだ男ってところが、何となく...
SWとHP、同じ核がありますね
すごく的確な解説で、気持ち良く感心しながら拝読しました。素晴らしいです!
トラバいただいた記事も全部、それからハリー・ポッターについて執筆されたものも全部、楽しく拝読しました。
さるお、ポッタリアンなんだ。昨日6巻目が発売になりましたね!ハードカバーは重たいのでペーパバッグが出るのを待って読もうと思ってます。日本語訳が出るのはどうしても待てない(笑)、早く読みたいんだもん。
またちょくちょくお邪魔させていただきます。
これからもよろしくお願いします。
> Krainさんへ
ありがとうございます。Zガンダム1もあたりでしたが、まさかここまでEP3が重厚だとは予想してませんで、参りましたーーーーーって感じです。
>EP3以外は一応一通り見ているのですが、
EP3は文芸的価値が高い傑作です。是非奥様と見て下さい!考えさせられるものがありますよ。
私も実はEP4の時の世の中の大騒ぎは理解できませんでした。日本のSFアニメやSF漫画に比べ、陰影のない軽い話だな〜て、単なる娯楽じゃんガンダムに比べれば薄いと思ってました。
でもEP5ではまってからは、ルークとアムロは私の青春のヒーローなんです〜。
SWとガンダムって共通点あるんだそうです。富野氏はSWの影響を受けているとか。
>アナキンは、北斗の拳のサウザーみたい
ごめんなさい。北斗の拳ってギャグマンガとしか見てなかったんで。ケンシロウのお兄さんは知ってますが。
でもSWは「力」を防御のため、公共の福祉のためにしかふるわない話なので、ケンシロウのように暴力で暴力を制するあの世界は、ありえなーいって感じです。
世界を堕落させ権力者は、慈愛深く誰しもが心奪われる巧みな話術を持った優しい悪魔って方がリアリティあるかも(笑)
>愛深き故に愛を絶ち、そして愛を憎んだ男
似てるでしょうか。是非見たらどうだったか、教えて下さい。
アナキンは愛を絶ったというより、愛を喪失しまいと悪魔と契約して、全てを失ったんです。その後「悪魔の傀儡」に成り下がった惨めな男です。
それよか、クウガは「空我」なんですよね。かなりSWの理念に近いかと(笑)
クウガを映画化して欲しいです。
>さるおさんへ
先日そちらに以下のようなコメントを書きかけて、やっぱりバカだなって思って消したんですが、、、、せっかくこっちにコメント頂いたので、復活させます。あくまで私はこう思いたいかなって、思いつきですので、あしからず(恥)。
さるおさんのブログにありましたが、私もアナキンと、人間の罪を一身に負ったキリストとちょっとだけですが、類似点があるかなって思ったクチです。というのも、ジェダイがシスを産み、シスが支配する共和国にジェダイが仕え、シスが起こした戦争にシスが作ったクローン兵をジェダイが使って戦争してるという、、、、ジェダイも共和国もシスに汚染された世界の混乱を収束するためには、シスの毒を一身に負い濃度を一部に集中させないと、根絶は難しいのではないかと思ったんです。宇宙からシスの毒気抜かないと、正常化しないというか。
私は、映画のダースプログレスの思念が生み出した生命は、実はシディアスなのではないかと思ったんです。
奴は生命が異常に長く、フォースに逆らった自然界の異物なのでは?彼がクローンやサイボーグと言った生命倫理を脅かす存在を増殖させ、宇宙に混乱を広げてる状態をフォースは正したいのではないかと思ったんです。
そこで、シディアスを排除し、フォースにバランスをもたらす生命を、この世に遣わしたのが、フォースの子(神の子)であるアナキンではないかと。スカイウォーカーとはフォース(神)と人間の関係を再契約し正常化するためのフォースの血をひく一族なのではないかと。
父のいないアナキンが結婚したがるのも、自分が人の生体として不完全なため、パートナーとの婚姻による二つの生命誕生の原則に戻りたいから、その意味をジェダイに悟らせるため、そいうフォースの意思が働いているのではないかと思ったのです。
パドメの出産シーンとアナキンのサイボーグ化は、自然と自然の冒涜を対比してるのではないかとか・・・
EP3でクローンによってジェダイが粛清され、EP6でシス排除と同時にクローン兵もこの世から末梢されたのなら、なんか意味がありそうですよね。って。
ま、世迷い言です。お気を悪くしたら、すみませんです。
語り合うの楽しいです
ぜんぜん気が悪くならないよ、大歓迎です!
SWにしろハリー・ポッターにしろ(まぁ新約聖書もそうかな、聖書は好きじゃないんだけどね)、基本的には同じ骨格がありますね。ハリーはこれから7年生なので、具体的にどういう活躍をするのかはわかりませんけど、苦悩をかかえた救世主が、その苦悩の果てに救済を成す(フォースにバランスをもたらす)という同じ骨格にのっとっているはずだと思えてしまいます。
ふざけおにさんがおっしゃるとおり、シディアス卿が作られた存在というのは充分あり得ると思います。
フォースに逆らった自然界の異物、たしかにそうですね。
計画され作られた存在が、親殺しをして下克上を果たし頂点にのぼりつめた。見るからにそんな感じのキャラクターです。
> シディアスを排除し、フォースにバランスをもたらす生命を、この世に遣わしたのが、フォースの子(神の子)であるアナキンではないかと。スカイウォーカーとはフォース(神)と人間の関係を再契約し正常化するためのフォースの血をひく一族なのではないかと。
シディアスを排除するために、フォース自らがアナキンを生み出した、という意味ですよね。
う〜ん、それもあり得ます。するどいなぁ。
あれ?フォースにバランスをもたらすルークを、この世に遣わしたのが、フォースの子(神の子)であるアナキンではないか、っていう意味かな?
こういう解釈はどうでしょうか?聖書からは遠くなりますが・・・
フォースっていうのは、自然そのものが宿す力だと思います。だから、不自然な経緯で(父親不在で)アナキンが生まれるというのはフォースの法則にはのっとっていない。アナキンの誕生には別の力が介在している、つまり、シディアス卿に作られたと。
もしアナキンがフォースの子(神の子)であるなら、シディアス卿はあんなに余裕をぶちかましていない気がするんです。アナキンがフォースの子(神の子)であるなら、シディアス卿にはアナキンの未来が予測できないでしょうから、もっと警戒するんじゃないかな。それを、「アナキンは絶対堕ちるぞ、オレのもんだ」ぐらいに、ある意味"父親気取り"の余裕が感じられるんです。
それにシディアス卿は、たしかエピソード6の中盤で、ルークについて、「すべては計画通りだ」みたいなセリフをダース・ベイダーに言っています。"すべて"というのがどの範囲を指すのかわからないのですが、「アナキン、おまえについても、おまえの子供のルークについても、すべては計画した通りに進んでいるんだぞ」という広い範囲を指しているようにも聞えます。この解釈だと、ルークはシディアス卿にとってはほとんど"孫"ですから、やはり"手に取るようにわかる"と感じている。
自らも愛の産物ではなく意図的に創造されたシディアス卿には、愛というものが理解できない。だから、アナキンについてもルークについても、"すべては計画通り"だったはずなのに、最後の最後に、計画にはなかった愛によって敗北を強いられる。愛だけは予測できなかった。
そんなふうに考えました。シディアス卿もアナキンも暗黒面出身と言ってしまうと、悪をもって悪を制する話になってしまいますが、アナキンは愛を知っていた、そこがシディアス卿との決定的な違いなのではないかと・・・むずかしいですね、わかんなくなってきたな(笑)。
> EP3でクローンによってジェダイが粛清され、EP6でシス排除と同時にクローン兵もこの世から末梢されたのなら、なんか意味がありそうですよね。って。
意味ありそうなところ、ほんといっぱいありますね。意味深な度合いは聖書に負けてないかも(笑)。
> SWとハリーポッターについて、是非語り合いたいです。
あー、さるおそれ大賛成。ハリポタについても語り合いたい!
是非相手してください。
これからもよろしくお願いします。
私も「パドメに対する行動とエピソード6でのルークに対する行動は、同じ「愛する者のため」でも全然違う」なんてブログで書いていて、「おぉ同じ考えの方が!」と嬉しくなってしまいました。しかもさらに深く。EP5の「お前が救おうとする者の大切なものをなくしてしまう」というヨーダの言葉を持ってくるとは、私なんかすっかり忘れていましたヨ(笑)。
こんごともよしなに m(_ _)m
>さるおさんへ
私は旧約聖書はアブラハム一族の家族史として、面白いところもあったんです。もうだいぶ忘れましたけどね、でも宗教とは無縁ですね(^^;
>苦悩をかかえた救世主が、その苦悩の果てに救済を成す
スリザリンとの関係が気になりますね。
>シディアスを排除するために、フォース自らがアナキンを生み出した
あくまで、ワタシ的にはそう読みたいところなんです。もちろんメシアはアナキンオンリーワンです。ルークは自然の摂理通りに発現した人間の子ですよね。
>不自然な経緯で(父親不在で)アナキンが生まれるというのはフォースの法則にはのっとっていない。アナキンの誕生には別の力が介在している、つまり、シディアス卿に作られたと。
まあ、こうとるのが普通ですかね。映画見た瞬間はそういうことかなって思いました。
んですが、ルーカス監督が「半神」と表現したことと、今回の来日インタビューの質疑の感じでは、もしシスに作られた存在だとするとこの解答はどこか不自然な気がしたもので。http://www.foxjapan.com/movies/episode3/event/press2.html
アナキンは確かに「ヒト」として不完全な生命ではありますが、フォースが望んだ存在ならば、それは自然そのものであり、「人の思念」が生んだ人工的生命ではないのではないかと。
>アナキンがフォースの子(神の子)であるなら、シディアス卿はあんなに余裕をぶちかましていない
>もっと警戒するんじゃないかな。
「スカイウォーカーは我々の脅威になる」と何度も言っていますが。
けれど、弟子にすれば無問題、スカイウォーカーを手にすればジェダイに復讐し、宇宙を支配できる、ということまでをシディアスは読んだのでしょう。が、それこそがフォースの思うツボだったのでは?だって、生命をも支配する全能で不死の存在に近いシスを、葬れるにのは、唯一「弟子」だけなんです。(シディアスは自分でアナキンに口滑らしてるし!)
>"父親気取り"の余裕が感じられるんです。
生物学的父でないにせよ、ここでアナキンの実質の「父殺し」の意味合いが付加されると、せっかく「父性愛」という至高のカタルシスを極めたテーマがおどろおどろしくとなるので、その解釈が好きでないんですよ。
今月の「スクリーン」を信用すると、マカラムPはダークサイドから生まれた存在というのが好みで、ルーカス監督はそれだと最初からダークサイドに落ちることが予定されてたみたいでその解釈が好きでないようです。
ルーカスが「半神」とアナキンを表現する以上は、ダークサイドの血ではないと私も思ったんです。フォースの子なら、光と闇を内包した混沌とした存在だから、状況によって善神の化身にも邪神の化身にもなるんだとろうと。
またキリスト教的には、神が堕落して悪魔になることはありますが、元々悪魔が神(善)になることはないと思うのです。
何よりもともと救世主伝説は、ジェダイ側(自然に忠実な側)のものなので、もし救世主がシスが生んだ歪んだ存在なら、それはライトサイドには読めない現象なはずではと、思ったんですよ。
ダークサイドから生まれた悪の力で悪を倒すというのは、それこそ仮面ライダー的で、日本人はそういうのが好きだろうなってはわかりますから、そこは、ファンに解釈をまかせられたってことなんでしょうね。
だからあくまで私の好みで、アナキンはフォースの子で、シスの思念から生まれたのはシディアスだというのが好きだってことです。
シディアスはジェダイを排し宇宙を支配するために、スカイウォーカーが必要だと、その先を読めずに弟子にしちゃったんだろうな〜って。。
利用価値がなければ殺したはずですが、こいつを殺したら、宇宙は支配できないと読んでたと思ったんです。
>アナキンは愛を知っていた、そこがシディアス卿との決定的な違い
アナキンの出自がダークかどうかはともかく、そこはその通りのオチですよね(^^)
アナキンは人同士を結ぶ愛を知っており、シディアスは愛を理解できなかったってことで。
愛を知るはずのヨーダも、ベイダーの心に愛があるのが読めないのは、これまた既存のジェダイの限界だったんでしょうね。
>ハリポタについても語り合いたい!
まだまだ混血の王子を読むのは先になりそうですが、是非よろしくお願いします。
>loveichiさんへ
>「おぉ同じ考えの方が!」と嬉しくなってしまいました。
同じ同じ!とってもうれしかったです。
>ヨーダの言葉を持ってくるとは、私なんかすっかり忘れていましたヨ(笑)。
EP3見た後に、旧作見るとあれこれ符号することがいっぱい出てきて、面白いです。
で、同じ感想の人と巡り会えるとすごくうれしいですね(^^)