ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

チャーリーとチョコレート工場観賞日記★★★★★

Posted by ふざけおに on   2 comments   9 trackback

「夢のある良い映画だね。」by1号。20050916115207.jpg

9月10日公開初日、1号と3号と見てきました。本当は吹き替えを見たかったのですが、満席で字幕を見ることに。字幕しか席がないと聞いて、思わず泣いてしまった3号。チョコ大好きだから、楽しみにしてたんだよね。
でも実際始まったら、なんとなく話はわかったようで、うれしそうに見ていました。1号も周囲はばからず大声をあげて笑ってました。
3号はリス君達の労働風景に大喜びでした。CGもあるらしいですが、調教された本物の賢いリス君もいるようです。
ささやかな幸せこそが本当の幸せだと、心を幸福でいっぱいにしてくれる映画でした。また子供を物質的に甘やかす親や競争に勝つことばかりに関心のある親、本も読まずにTVゲームばっかりしてる子供達、物質的豊かさの代わりに心を無くした現代社会に対する風刺が効いた苦さが、甘さの中にあるのが良いですね。
「ミスター・インクレディブル」を見た時、そのソツのない作りが痛快で、映画館をすっきりとした気分で出られる分、後で何も不条理が残らない感じが不満と言えば不満だったのですが、その点「チャーリーとチョコレート工場」はややシニカルです。悪いお手本の大人と、大人になりきれない青年と、ダメな子を揶揄する歌が面白さではあるのですが、毒気でもあります。そこは個々のお好みでしょう。(実はあまりジョニーデップのイカレた感じの演技が好きでなかったり、汗汗)
ワタシ的には、同じ★×5で最近見たこの手のファミリー洋画の中で順位をつけると、「ポーラー・エクスプレス」が一番、次に「ファインディング・ニモ」、3番目くらいに「チョコレート工場」、次いで「シュレック2」あたりでしょうか。


以下ネタバレありです。************

とてつもなく貧しい家の少年チャーリー。夕食は薄いキャベツのスープだけ、4人の合わせて381歳の祖父母と、その介護をする母と、失業中の父・・・
それでもチャーリーはとても家族から愛されていて、幸せなのです。
チャーリーは1年に1回誕生日にだけたった1枚のチョコレートをもらえます。貧しいからこそ、ささやかな贈り物をかけがえなく大切に思い、家族に感謝をするチャーリーなのでした。
そんな折、ウォンカチョコレート工場の見学招待のチケットが5名様にあたるというニュースが世界中を駆けめぐります。
チャーリーのその年の誕生日のたった1枚のチョコに入ってるはずもなく、かつてそのチョコレート工場で働いていてもう一度見たいと夢に見ていたおじいちゃんのなけなしのへそくりで買ったチョコレートにも、やっぱり入っていませんでした。ところがチャーリーが道ばたで拾ったコインで買ったチョコレートが当たってしまったのです。※
チケットを高いお金で買ってくれる人がいるので、チャーリーは売ろうとしましたが、家族はチョコレート工場見学は今しかできないチャンスだからと、気持ちよく送り出してくれたのでした。
チャーリーがあり得ないほど絵に描いた良い子なら・・・
集まった他の4人の親子は、これまた絵に描いたような現代っこ。物質的に豊かなゆえに、精神が貧しい子達。
毎日チョコレートを食べていて、自分の物を他人にはあげようとしないケチで肥満児オーガスタス。甘いもの与え放題で子供を甘やかすグレープ夫人。
財力にまかせ娘のいいなりになってる父親にチョコレートを大量に買い占め当てさせたベルーカに、お金で何でも物を買ってあげる父ソルト氏。
競争に勝ち、ありとあらゆる物の勝者になって栄光を飾るのが大好きなバイオレットに、ステージママのボーレガート夫人。
TVゲームとコンピュターで全てを計算し、他人との交流に興味がなく想像力もと乏しいティービー。子供を管理できない気弱なティービー氏。
よりによってどれもこれも貪欲で我が儘で根性悪で、この子が育つのにこの親ありというコンビばかりでした。そんな子供の欠点が工場の中でははっきり出てしまい、ダメと言われたことを我慢できないためにどんどん脱落していきます。
ただ一人欲のないチャーリーは、変人ウォンカに偏見を持たず話を聞き、余計なことに手を出さないので、最後まで残ったのです。
ウォンカは特別賞として工場の後継者の権利を彼に与えようとします。けれどその条件としてチャーリーに家族と別れて、ウォンカと工場で暮らすことを迫るのでした。チャーリーも家族も、巨万の富より貧しいながらみんなが一緒に暮らす生活を選びます。
そんなチャーリーの家族を見て、人間嫌いな偏執的ウォンカも自分の心の傷になっている過去と向き合うのでした。
ウィリー・ウォンカの父は頑固者の歯科医で、お菓子が大嫌いでした。息子のウィリーにお菓子を絶対与えない厳しい人でしたが、息子はお菓子の美味しさ、夢をくれる素晴らしさを知り、お菓子研究の道に進もうとします。怒った父はそれに反対し、ついには勘当されたのでした。
以来、ウィリーは父や両親という言葉が苦手になっていたのです。
今度の後継者選びで工場に来た4人の親子を見て、ウォンかは親は子供をダメにしてるという構図を再確認し、チャーリーのためにも家族から放すのがいいと思ったのかも知れません。
けれど、チャーリーの家族を見て、長い間逃げていた敵、自分の父と対決する勇気をもらったのでした。
長い間、離れていた歯科医の元に患者として行くと、診察室にはたくさんの新聞の切り抜きが、、、全てウィリー・ウォンカの事業の成功を讃える記事でした。息子のいない父の孤独を埋めるように。
診察したドクター・ウォンカは歯を診て息子だとわかります。
父と子は抱擁しあい再会を喜び合うのでした。
ウィリーは厳しくお菓子を禁止した父に愛があったこと、子供に甘い以上に、厳しさにこそに子供を心配する親の愛情があったことに思い及ぶのでした。
ウィリー・ウォンカはもう一度チャーリーの家に行き、再度チャーリーを工場の後継者に、その条件にチャーリーの家族に自分を加えて欲しいと願います。
こうして、経済的に貧しいチャーリーと対人関係が貧しいウォンカは、心も懐も豊かになるのでした。
ああめでたしめでたし。ハッピーエンド。

だいたいこんな話でした。

○「2001年宇宙の旅」のパロディシーン
ここで大爆笑した私は館内で浮いてたかも。1号は「何で笑ってるの?」とぽかんと私を見てました。
チョコレートがモノリスになった時、なるほど~と唸りましただ。モノリスは人類に知恵を与え文明という豊かさをもたらしたと同時に、戦争や環境破壊をもたらしたのでした。チョコは文明の象徴ですね(笑)
お菓子は少しなら人生を豊かにしますが、望むままに子供に与えると健康を害し我慢できない性格のため好戦的になります。

○ダメ親子
さすが勧善懲悪のハリウッド映画。必ず同情の余地ない意地悪な悪役が登場します。ダメ親子は悪役みたいなもので、必ず天罰を受けるという、、その虐げられぶりがかわいそうになりましたな(笑)。大草原の小さな家もバックトゥザフューチャーも、意地悪な金持ちは最後にはざまあみろ的なオチが定番みたいです。
とはいうもののウォンカは、我が儘で傲慢なために脱落していった子の甘いだけの親達にも、子供を心配する親心があったことに気づいたでしょうか。
さんざんな目に遭った他の4人ですが、親は自分の子の欠点を知る良い機会になったでしょう。
私自身も反省しきり。TVや漫画、玩具やお菓子、ではないもので子供が楽しめるものをチョイスしたいものです。バランスのとれた食事を考えた時、子供の好きな物ばかりを与えていては栄養が偏りますから。自分が好きだからといって自分の好物だけでも、子供が好きだからといって子供の好物だけを出してもいけないですよね。
読書も同じで、子供に好きな物を選べと言ったら偏るから、親はちゃんと子供の好みを考慮した上で、好きでない物は工夫して、刺激物添加物の多い物はなるたけ避けて、上手にバランスよく心の栄養を与えないといけないんだそうです。
ちなみにこの原作本は、即帰りに買いました。1号が持って行ったのでまだ読んでませんが、楽しみです。

○ウィリー・ウォンカ=ジョニー・デップ
白塗りのメイクが道化っぽい。チャップリンみたい。。。でも多分あの髪型からしてマイケル・ジャクソンでしょう(笑)。

○ドクター・ウォンカ=クリストファー・リー
感激、良い人の役で出てる!!!
ウォンカの厳格なお父さんです。
この物語の不満として、チャーリーとウォンカが一緒に家族として暮らすなら、あの老いた歯医者のお父さんはどうなったんでしょう?
寂しいままにしないとは思いますが。
できれば、お父さんとウォンカが暮らして欲しかったなあ。だってチャーリーはチョコ工場の後継者にならなくても家運が良くなっていたし、あのままでも十分幸せ過ぎる一家だったのですから。

○ティム・バートン監督
「バッドマン」「バッドマンリターンズ」「猿の惑星」しか見た記憶ないですが、今のところはずれなくどれも好きですね。

※拾得物横領?
拾ったお金は交番に届けないといけないんだよ!by3号
よい子のみんなはまねしないように(笑)

映画の感想は、見たら即書かないと、感動が薄れて、文章に勢いがなくなりますなあ。。。
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Comment

YOSHI says... ""
はじめまして♪ コメントありがとうございました(・∀・)ノ

なかなか面白い映画ですよね。
でも確かに拾ったお金でチケットを当てるのにはオイオイって感じでしたが^^;
2005.09.16 22:40 | URL | #- [edit]
ふざけおに says... " YOSHI さんへ"
相互リンクありがとうございます。
すごく面白い映画なんで、吹き替え版もいっぱい上映して子供にもっと見せられるように
したらいいのにと思いました。

>拾ったお金でチケットを当てるのにはオイオイ
目くじらたてることのほどでもないのですが、せっかく誠実そうな良い子なんで惜しいですよね。正直に届けたら、代わりにチョコをもらったとかの美談にしても良かったかなと思いました。
そちらのかわいいユーモラスなイラストはYOSHI様が書かれたのでしょうか?
2005.09.21 21:07 | URL | #- [edit]

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作品情報 タイトル:チャーリーとチョコレート工場 制作:2005年・アメリカ/イギリス 監督:ティム・バートン 出演:フレディ・ハイモア、ジョニー・デップ、デイビット・ケリー、ヘレナ・ボナム=カーター、ノア・テイラー、ミッシー・パイル、ジェームズ・フォック