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最近のメインはライブ鑑賞記。他に映画、書籍、TVの感想や家族の話題、日々心に浮かんだことを徒然に綴ってます。

映画の日、11回目のスターウォーズEP3感想~その2

Posted by ふざけおに on   0 comments   1 trackback

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○メイクアップ
初見の時ものすごく気になったことなのですが、、、、
ヘイデンのファンデーションの色が、場面によって違うことです。
冒頭は小麦色ですが、コルサントに来てから白くなって、シスに転向するあたりは蒼白でそれが美しいのですが、ムスタファーの目が黄色くなった時はまた黒ずんでいるという、、、、照明の関係でしょうが、冒頭の脱出シーンで肌が小麦色なのは健康そうに見せるためでしょうか。頬がピンク色で肌に透明感がある時が一番自然に見えたりもしますが(笑)。
ちなみにメイキング本のP144でメイクアップされているヘイデンが、{「彼は僕を日焼けして元気いっぱいに見せかけてくれるわけさ」と言う}が、「だが現実の自分は疲れていて蒼白」だと感じている}とありました。
実際にはアナキンは精神的に追い詰められて、蒼白のシーンが多いので、そのまんまでも良さそうです(笑)
一方パドメですが、気のせいか化粧が厚かったような、、、。ムスタファーで窒息して倒れた後運び込まれたにしては、ファンデーションが黒っぽすぎる感じが違和感ありありでしたが。照明の関係にしては、オビワンの肌は白かったので・・・。

○EP3のダウト
ヘイデンのファンサイトではとっくに話題になってたみたいですが、ムスタファーでR2D2にアナキンがここにいるように命じた時の右手、黒い機械の手ではなく、普通の人間の手でした。これは、私も5回目くらいに見た時に気づきました。
あと、オビワンがルークをラーズ夫妻に渡す時、ローブを1回開けた後、アップでもう一度開けるのです。一瞬なのであれって思うんですが、目の錯覚かなって思い直してたのですが、確認してみたらやはり2回開いてますね。

○R2D2の薄情者!
うちの旦那がSW見た後、「わかったこれはR2D2の回想録なんだ!」と言ってましたが、私はそうは思いませんでした。でもメイキング本でも監督は旦那と同様のこと語ってたんで笑いました。
家政婦は見た!ならぬロボットは見た!という話ではないと私が思うのは、R2D2は話の肝心な部分、アナキン&ルークとシディアスの対決には同席してないしアナキンとオビワンの対決も見てないから、、、
ムスタファーでパドメの船にさっさと乗り込んでるR2D2を見ながら、ちょっと冷たいんでないか?君。と言いたくもなったり。一緒に来たアナキンのこと、気にならないのね;ご主人であるアナキンは帰還せず、パドメも意識ない中、オビワンの指示で動くロボットは有能かつ薄情です。だからロボットなんだよなあ・・・。

○懐妊を知った男性のリアクション
ネットの感想を読むと、アナキンがパドメの懐妊を知った直後一瞬とまどうような表情を見せたことをいぶかしがり子供が欲しくなかったのでは?と邪推する向きもあるようですが、、、、あのシチュは恋愛に何らかの障害がある場合(だからメロドラマが成立するんですが)、女性の妊娠を嘔吐で表現するのと同じくらいメロドラマ定番リアクションです!(きっぱり)。昔のドラマ見てればたいがい、愛する女性が初めての妊娠を告げた際、男性は一瞬とまどいを浮かべるものですし、懐妊を告げる側の反応を心配する不安気なパドメの表情もメロドラマでは極めてオーソドックスだと思います。
どんな男性でも自分が父親になるのだという実感がわかないために一瞬とまどうのは万人に共通する心理でしょう。にしても、あの時のアナキンのリアクションは確かにそれだけではなさそうです。
あの時、アナキンはパドメに何があったのかと明らかに動揺して詰問してますが、それは彼女の身を案じると同時に、小説ではっきり描かれてるように長期間離れている間にパドメが心変わりしたかもしれないことをアナキンは恐れていたため、その自分の考えていることに対するパドメの回答があまりにかけ離れていたので一瞬ピンと来なかったのです。
次に戦時下という社会情勢と、自分と彼女の社会的地位を失うという現実の問題も脳裏をよぎったのもその通りででしょうが、けれど若いながらも彼は彼女を真摯に愛する誠実な男性なので、彼女との愛が生んだ新しい生命を全身で祝福し喜びを語ったのがあの場面です。

○私の原風景はやっぱり富野監督

初見で思わず泣いたシーンで最も私が劇中感動した懐妊を告げる場面(←過去にに何度も書いているので繰り返しになりますが)、実は私はあのシーンで感動したのは過去の二つの映画の感動と結びついたからなのです。
一つは人生最高の瞬間というあたりで世界歴代映画の頂点に立つレオ様の「タイタニック」ですが、もう一つはマイナーで恥ずかしながら「伝説巨神イデオン発動編」です。アナキンとパドメのやりとりがまんまカララとベスだーと一回目見て記憶と結びつきました。(笑)
好きなものを何でもリンクしてしまう心理が強く私に働いてるとはいえ、懐妊を告げるカララに、一瞬とまどいを浮かべ、やがて喜びに彼女を抱擁するベスとすっかりリアクションが似てたし、パドメの不安気に反応を探る姿がすっかりカララとかぶりましたよ。
富野監督がルーカス監督に影響を及ぼしているというれもんさんの噂話もまんざら嘘でもないかもしれないと思いました(バカ)最EP3の大気圏突入シーンでガンダムを連想をした日本人は結構いたようですし。
イデの中で生前の業を越え皆が共に、メシアとルウという二人の次世代を見送るラストシーンも、EP6よりイデオンが先ですよね。
考えてみればイデオンこそ私の心の原風景かもしれないです。SWより先にはまってましたから(笑)。
やっぱり富野氏は偉大だ、発想がルーカスに迫ってます!(おい)
富野氏はイデオンがお好きではないらしいとかボンさんのサイトで読んだ記憶ありますが、私はすごく好きな作品でした。
あの重い悲劇に心をえぐられるイデオンを見た後、何故か何度も繰り返し見たくなる気分と、今EP3を何度も見てしまうのと、どこか心情的に共通してるので、他の方以上に感動できてる分、得をしてるのかもしれないです。。

初夏にZ劇場版に感動し、夏にSWEP3の悲劇にどっぷり浸り、秋にはまたZ劇場版、、、往年の富野ファン、SWファンにとって今年忘れられない1年になりました。
ボンさん同様、私も後20年、還暦まで富野&ルーカスファンをやれそうな気分です(笑)
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EP3 完成までの変更点
『Making OF STAR WARS REVENGE OF TEHE SITH』は映画製作がどのようにして作られていくかを日記のように追って書かれています。つまり、製作開始頃にジョージ・ルーカスが「こうしよう」と思っていたことは進むにつれてどんどん変更されていきます。せっかく撮ったシーンが