ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

「四月の雪」鑑賞日記★

Posted by ふざけおに on   2 comments   0 trackback

先週、「四月の雪」平日日中子供が学校行ってる隙にやっと見てきました。
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私は「冬のソナタ」のヨン様演じるイ・ミニヨン氏が好きです。でも「冬ソナ」以外の作品には興味ないしグッズ買ったり情報集めたりするほど思い入れはないのですが、ヨン様のCMを見るとすてきだな~とうっとりするくらいのファンではあります。
映画の前売り券も買って、この日のために買っておいたヨン様Tシャツ(980円也^^;)を着て、張り切って出かけました。これがそのTシャツの背中模様→20051024005603.jpg

ちょっと前に映画興収ランキング見た時、「四月の雪」は5位だったので、結果から類推すると世で騒がれるほど(女性誌映画誌での扱いは大きいので)韓流ブームってたいしたことないんだな、と思ってたんですが、、、
実際映画見て、この中身で5位とれるほど人が入るなら、韓流ブームってすごーい!!!と改めてヨン様人気を思い知ったのでした(おい)
以下映画の感想、私にしては辛口ですので、ご注意下さい。

まず、良かった点からですが、
ヨン様の美しい泣きが見られるプロモーション映画だと思うと満足できます。
これ、免許更新センターや自動車学校で「交通事故の悲劇」みたいな交通事故の恐ろしさ悲惨さを思い知らさせるビデオとして流したら、ドライバーが鬱になって非常に効果を期待できそうです。(笑)
あと「四月の雪」というタイトル通りの農村風景は、日本の昭和中期を彷彿させ郷愁を感じられるので、それも良かったです(あまりにベタな撮り方に脱力もしますが、笑)その分、文明の最先端を行く携帯電話が多用される描写に違和感あったのですが、あれが現在の韓国のリアルな風景なのかもしれないですね。
また日本のドラマでは病院内部の描写にリアリティがなさすぎるのが気になるのですが、病院内部ICUとかもリアルだったし医事考証も「冬ソナ」と違って比較的しっかりしてたのではないでしょうか。

ただ、ストーリーも映像も(言い方悪いですが)稚拙と感じてしまったのも本音です。ひょっとして日本の昼ドラや邦画のしみたっれた狭い日常を模倣した結果なのかも知れませんが、、、
冬ソナを私が好きな理由は、非常にオーソドックスな価値観に貫かれていること、夢物語のようにいわゆるトレンディな舞台設定、恋愛における肉体接触を控えめにしより徹底して精神性を追求したことだったんで、、、それが悉くその逆を行く昼ドラもどきなのでがっかりでした。
それでもストーリーが面白ければ良いのですが、あまりに写実主義、自然主義過ぎて、超常性がないのです。多くの観客が映画館に出向く大きな意義は、しみったれた日常を抜け出し、銀幕の中の非日常的世界を疑似体験する瞬間を求めているのだと思うのですが、そういうエンタメ性は皆無でした。(私が洋画やアニメが好きなのはより現実から遠いからだと思います)
じゃあ描かれているテーマ性が重厚かどうかいうと、個人の内面の深淵を描き出すほどの訴求力もなく、愛もモラルも中途半端です。
これならいっそ享楽的背徳的なドラマにしてしまえば面白かったのにと個人的には思います。アランドロンの「太陽がいっぱい」の主人公のように、いっそ主人公を冷酷で美しい復讐鬼に描いた方が面白かったのに、彼は道徳的な人格者なのに、結果として不倫の復讐を完遂しているという(笑)、
不倫を責めないことを怯える妻に不倫相手が死んだことを冷淡に告げ、妻を寝取った男の妻を寝取り、妻が下半身付随不倫相手が死亡した後、不倫相手の妻と逃避行という@@;、、、
一見結論を曖昧にして観客に判断を委ねますと言いたげなラストですが、その実説得力を持って結論を結べないので投げっぱなしオチにしてるという漫画にあるようなオチです。まあでも、よく考えると黒い話なのですけどね。
ヨン様演じる主人公がモラリストなだけに違和感ありまくりでした。
美しくも切ない道徳的純愛ものにしたいのか、エロティシズムに溺れる背徳的耽美ものにしたいのかどっちかにしてくれ!って感じ(爆)。

私が「冬ソナ」の二人が好きなのは、愛とモラルに葛藤し、二人が愛し合うことで周囲を傷つけるような道を選ばない思いやりの心に感銘したんです。
このドラマで言うなら、メリルストリープの「恋におちて」みたいに、その時は背徳的愛に燃え上がってもいざとなったら一線を超えられない、嘘は突き通せないと、一度は運命に引き裂かれ、いつしか長い年月を経て再会し、その時は晴れてお互いフリーになっていて愛し合うことに障害はなくなっていた、みたいなオチを期待してたんです。「真珠夫人」もどろどろしてますが、愛し合う二人が結ばれたのは20年後でしたからね~。
なので不義を犯したとはいえ妻が昏睡状態にある時、不倫相手の妻と肉体関係を簡単に結んでしまうあたり(それが愛なのか復讐心なのか検証しないまま)、拍子抜けでした。果たして、世の奥様方はこういう話がお好きなのでしょうか?、私があまり邦画や日本のメロドラマを好きでないからそう思うのかも知れないです。
描かれている人物も、多くのサブキャラが生きていた「冬ソナ」と違い、主人公とヒロインの二人のみが描かれ、どっちも無個性で常識的で面白くない性格という、、、笑いが出ました。
こういう沈鬱で爽快感も感動もないテーマも曖昧な映画を見ることもあまりない経験でした。でも、ヨン様ファンには彼のセクシーなベッドシーンを見られるので満足かもしれません。
基本的に私は子供と一緒に楽しめないシーンのある作品には辛口なのでお好きな方にはすみませんm(__)m
個人的にはとてもヨン様が好きなので別に腹が立つほどの映画ではありませんでしたし、ヨン様のお姿を大スクリーンで見られただけで満足してますので、あしからず。

映画見終わってこのままの格好で小学校のPTAコーラスに行ったのです。きっとこの格好で指揮をすると、みんなヨン様のほほえみで喜んで、気持ちよく声を出せるだろうと思ったから。
ところが学芸会に向けて練習中のコーラスメンバーは、指揮者である私の服装に「どうしたの?その格好?」「まさか、おにさん、ヨン様が好きなの?」と口々に不思議そう。
「ヨン様、普通に好きだよ」と言うと、一切に「えええええ?!」とすっとんきょうな声を上げられてしまいました。
「みんなヨン様を好きでないの?」「なんか気持ち悪いじゃん、唇が気持ち悪いし笑い方が不自然。」「えええ?それって変でしょ。世の中のオバサンいうのはヨン様が好きだと相場が決まってるでしょ。あなた達はマイノリティだよ~」と私が言い返すと、「私達オバサンじゃないもの。だいたいヨン様をかっこいいなんて思うようになったら自分を老けたオバサンと認めるようなもんじゃないの!やーよ。そんなの。」
「がーん、ショック~」と私が凹むと、あるママさんが、「おにさん、このメンバーはそうでもないけど、メンバー違えば、冬ソナを見てないってだけで、変人扱いされるところもあるのよ」とフォローしてくれました。
ところ変われば、何がマイノリティかわからないという話ですね(泣笑)
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Comment

chatttenoire says... ""
こんばんは~。お久しぶりです。
ふざけおにさんがこの映画を見に行かれるのをずっと楽しみに待っていました。そうなんですよね。この映画でこれだけ動員できるというのが、ブームの証だと私も思います。でも、私は★ひとつとまでは割り切れなかったので、ちょっと離れた視点からの感想はとても面白かったです。
&Tシャツのお話、かなり面白いです。でも好きだと表明すると、大体こういう反応です。逆のパターンの体験は私はありません。ヨン様はファンが多いのと同時に、アンチさん、何となく反感を持っている人も多いのが特徴だと思います。
2005.10.25 23:38 | URL | #- [edit]
ふざけおに says... "chatttenoireさんへ"
そちらの感想読みました。愛に溢れて良いです~vv
私、一切映画の評判や他の人のレビューを見てなかったので、ヨン様ファンには失礼なこと書いちゃったかなって内心冷や冷やしてたんですが、そちらで紹介されたサイトを見ると皆さん似たようなこと感じてるみたいで、ほっとしました。
まあ、はっきりいって誰が見てもこれは当たるわけのない商業主義から外れた映画ですよね(爆)監督の好みで作った自主上映的映画というか。それでもこれだけ人が入るんだから、ヨン様すごい!!って思います。
W不倫というかスワッピングというか(バカ)、結局主人公もヒロインもそれぞれの伴侶の不義を批判できない、同じレベルに堕ちてしまってるので、あまり同情できないんですよ。
事の善悪ではなく、どうしてそうなったか理解していくような視点というのは納得ですが、ただ、裏切ったとはいえ、それまで愛していた身内がICUで生死の境を彷徨ってる初期の状態で、憎い伴侶の不倫相手の親族と復讐でもない限り、肉体関係を持てる余裕ないと思うんですけどね。かなり二人とも鬱状態だし、重篤者がいれば彼らの親族としょっちゅう接触あるだろうし、、、
やや展開に無理があるなとは思いました。
でもこれ見て、道徳的なヨン様より、傷ついた狼のようにダークなヨン様もみたいなって思いましたね。
次回作はどんな感じなのでしょう、楽しみです。
2005.10.28 12:11 | URL | #mQop/nM. [edit]

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