ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

映画「子ぎつねヘレン」鑑賞日記★★★★

Posted by ふざけおに on   3 comments   0 trackback

予告編観た時から、だいたい予想してた通りの内容で、これは涙腺直撃間違いないな(子供と生き物で泣かせるある意味あざとい映画だ)と、最初からハンカチ用意して観ました。
この手の松竹の映画では、盲導犬「クイール」でやられたんで・・・
あれに比べれば、冷厳な生のリアリズムは薄く、その分ファンタジックにコミカルに映画を楽しめますが、、野生のきつねと接触を禁じる最後のテロップを観るまでもなく、ああこれは所詮フィクション、作り話だなあとわかってしまう展開の安直さはありました。

けれど、拾ったきつねの子と、母親の都合で振り回される少年の境遇をリンクしてたのが良かったです。
やけにおとなしいと思ったきつねの子が、実は脳に障害があり(事故と思われる)、視覚聴覚臭覚を失っていたのでした。3重苦なのでヘレン・ケラーをもじってきつねはヘレンと名付けられます。(ヘレン・ケラーは視覚と聾唖で、臭覚はあったのですが)
少年と出会わなければ数日の生命だったのですが、少年が自分が求める理想の母の愛を、子きつねに注ぐことで、その生命に輝きを与えるのです。

作中、死に行く生命を前に無力感を感じることを恐れる獣医が、一度抱いた生命がたとえ救いがたい重い障害があろうと、最後の瞬間までその生命と向き合う愛の尊さを、少年を通して改めて知るのでした。
自分のエゴを子供に押しつけて来た少年の母親も、子供に愛を教わる瞬間を得て、人として成熟していくのです。

また子供と一緒に映画を観る大人は、仮に、子育てに迷ったり疲れたりしてる日々にあっても、説教臭さを感じることなく素直な気持ちで普段の自分を振り返って、励まされる映画だと思いました。
観ている子供達は、生命をその手に抱くことの難しさとすばらしさ、愛する者との死別の受容を作品からソフトに学ぶと思われます。
とっても子供に見せたいと思える、王道路線の邦画でした。
子供が成長する上で文芸作品にふれる初期に、追体験疑似体験するべく基本要素が備わった作品だと思います。

最初に私と3号が観たのですが、私はどうせこんな話に決まってるとわかっていて、笑いながらもぼろ泣き・・そんな私を3号は笑いつつもちょっと泣いたそうです。
次に1号と2号とで観たのですが、1号は観たい映画だったので内容に満足しつつ反応はドライで、つきあわされた2号はずっと退屈そうにしてたのに、最後はだいぶ泣いたようです(笑)。

うん、自称冷血動物という1号を観てると、周囲がどんなに感動してても、自分は泣かない年頃もあったよなあと、昔自分が鉄の涙腺だったことを思い出しましたわ(遠い目)。

どうでもいいけど、一度飼ったデジモンミニ、大事にしろよ~<1~3号
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Comment

ジョナサン says... "はじめまして"
ぼくの家でも昔キツネ飼っていました。
2007.03.21 18:01 | URL | #6facQlv. [edit]
ふざけおに says... "キツネ!"
初めまして。キツネって飼えるんですか?かわいいでしょうね。でもびっくりです。
今はどうもキタキツネは確か保護動物だったか寄生虫の関係でペットにするのは禁止されてるようです。
ホンドギツネならいいのでしょうか。
平成狸ぽんぽこで、雑食の狸は生き残れても、肉食のキツネは生き残れないというあたりになんか悲哀を感じました。
2007.04.11 14:43 | URL | #mQop/nM. [edit]
ジョナサン says... "こんにちは"
トラックバックありがとうございました。
うちに飼っていたコンちゃんは、ホンドギツネでしが、父の知り合いのハンターが仕掛けた野ウサギ捕りのワナに誤って引っ掛かり、前足を切断してしまったのです。
それで、そのまま野性に帰しても生存できないと父が判断し、県知事の許可を取って死ぬまで街中にある自宅で飼っていました。
二歳半になるキツネが人間に懐くのは、極めて珍しかったようです(一歳未満なら普通は懐くそうです)。
おかげで様々なメディアが殺到し、コンちゃんも一躍有名になりました(笑)。
「子ぎつねヘレン」はまだ鑑賞していないのですが、機会があれば是非一度鑑賞したいと思います。
昔観た「キタキツネ物語」のようなリアリティは無いと思いますが・・・。
2007.04.11 17:20 | URL | #6facQlv. [edit]

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