ログハウス

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Posted by ふざけおに on

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映画「Vフォー・ヴェンデッタ」感想 ★★★★☆

Posted by ふざけおに on   2 comments   0 trackback

20060518140224.jpg

最近公開になったVフォー・ヴェンデッタ(ナタリーポートマン主演)。
SWのパドメ役、ナタリー・ポートマン目当てで先月初旬に見てきました。
専政圧制下の世界において、信念を持ち自由のために命を賭けて抵う英雄の存在が、いつの時代も自己保身のために自由を捨て政府に隷属する人民の心に正義を目覚めさせる、という近未来シミレーションでした。独裁を阻もうとする無謀と紙一重の英雄の犠牲が、多くの人々の人間性を呼び戻し、レジスタンスへと向かう結末にカタルシスを得られます。
人民が不安から強権を求めて自由を失い、やがてそれを取り戻していくという流れを単純に見せてくれて、理屈抜きに娯楽映画としても楽しめるし、適度に考えさせるテーマ性もあり、そんなに期待してなかったせいか予想以上に面白かったです。
それと懸念したより映像は過激でなくて良かったです。
ヒロインが拷問されるシーンは、正直パドメと重ね合わせて見てるのでもう、はらはらしましたが、心配するほど直接的表現はなかったです。それもそのはず、実は彼女の拘束は非道な政府側によるもでなく、秘密を保持できるかどうか、Vフォーが彼女に試したという@@;そのどんでん返しに素直に驚き、面白みを感じました。
ヒロインは、同性愛者の獄中手記を読み、マイノリティ故に独裁者に自由を剥奪され生存権を奪われていく非人間性を、自分の過去の出来事と重ね合わせます。彼女の家族は、現政府が仕組んだ生物兵器によるテロの犠牲者だったのです。当時幼かった彼女は恐怖ゆえに口をつぐんでどうにか生き延びて来たのでした。
しかし、ここで多くの人民の自由のために命をかけて戦う者を政府に売り渡すくらいなら、自分の生にしがみつくより人としての尊厳を守り抜く決意をするのです。。。
(ナタリーポートマンが頭を刈られスキンヘッドにされるシーンは、ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」(だったと思う)を思い出し、胸きゅんでした;)
この辺、「ハリーポッターと謎のプリンス」でも感じましたが、命より大切なものは確かにあると、訴えかける力がある作品だと思います。「生命(生存権)」を人質を取られても、どうしても渡せないものがある、それは健やかで自由な世界の未来とか、愛する生命のため(愛する人の愛する生命のため)とか、、、多くの未来ある生命の幸福を守るためなら、目先の安易な安全を捨て自己を犠牲にする強さを人は持ち合わせているという、、、
なんというか、信念ほど愚かしいものはないという昨今の特撮を見てたせいか、偽善より偽悪がましというシニカルな描かれ方にを陳腐に感じ、むしろ誤った信念で独裁者が生まれるなら、結局それを打ち倒すのもまた信念であるという、理想を抱き、善良な生き方を貫く大切さをきちんと説得力を持って描ける作品に新鮮さを感じたって気分です。

まあ何にせよ、独裁と打ち倒すためには権力の象徴である建物を破壊するというテロもあり、ともとれ、9.11以降のアメリカへの批判、イラク戦争に対するハリウッドのシニカルな視点を内包した作品群の一つに見えてしまうのは、考えすぎでしょうか。
スペイン戦争や詳しくないながら70年代あたりのスペインやギリシャの政情の記憶をなんとなく想起させる作品でもありました。
また、ブロークバッグマウンテンのように、同性愛者への偏見差別を考えさせるあたり、最近のハリウッド映画の傾向かもしれません。

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Comment

W・R says... ""
ふざけおにさん、はじめまして。 長文失礼します。
コミックの映画化らしく何の期待せずに観たので、私も予想以上に面白く感じました。「命より大切なものは確かにある」 ←過去の人類の歴史上大切な革命も「その想い」で立ち上がった事でしょうね。又、「作家はウソで真実を語る」など、W兄弟・脚本の含みのあるセリフも印象的でした。

実は、この映画の中で起きた「やらせテロ事件」を「9・11」と入れ換えて考えると思いもよらなかった事柄や、今年公開された真の「意図」が感じられるかもしれません。 23歳のディラン・エイヴリー監督が作り、カリスマ人気を獲得している911検証映画の「LOOSE CHANGE = ルース・チェインジ」が「9/11 Truthムーブメント」現象を世界規模にしていますが、ご存知ですか? 8月登場の「LC 2ND Recut」などで、Vのように「集まろう」呼び掛けました。 「仮面」の代わりが「黒のTシャツ」です。

06年の9月11日の再調査要求・NYデモと、次の日にその様子を伝えたはずニュース。(デモ参加者の人数の違いに注目…。)  そして何も報じられない日本国。来年も9月11日はやってきます。
http://www.911podcasts.com/files/video/TalkingAboutaRevolution.wmv
http://www.911podcasts.com/files/video/Zahn_LC.wmv

DVDの発売前から「LC2」吹き替え版の「無料」配信が早くも開始されたようです。日本語版の検索語「LOOSEチェンジ」の世界的な反響などは、下記BBSの11/22を。ご参考になればと。 尚、本文内容やLINK先とは利害関係はありません。
http://www.wa3w.com/911/index.html
http://bbs9.fc2.com/php/e.php/cinepro/
http://www.harmonicslife.net/gallery/main.php?g2_itemId=775
2006.12.01 15:51 | URL | #YmM3ycEw [edit]
おに says... ">映画「Vフォー・ヴェンデッタ」感想 ★★★★☆"
W・Rさんへ
初めまして。
非常に興味深い書き込みありがとうございました。ご紹介頂いたサイト、面白かったです。
でも残念ながらPCの速度が遅いので、見られない動画も
ありましたし、英語わからないので、概要しか捉えてません。
確かに、あまり日本のニュースはこういう面を伝えていませんよね。
映画華氏911では、風がふけば桶屋が儲かる的ユーモアで、9.11が起こった背景(アメリカ経済が儲かるための原理)みたいなものを見ましたが、あくまで監督個人の見方であって、アメリカ市民の生の感情というのはなかなか、日本には伝わっては来ないような気がします。
以前、確か9.11が、パールハーバー奇襲を事前に知っていたという歴史事実以上に巧妙な、一部の軍と政府と財閥に仕組まれたものだという特番を、ビートたけしの番組で推測の域ながらも検証しているのは見ました。
その後結局、イラクに大量破壊兵器はなかったと報道されましたが、日本人はあまり気にならないようで。。。。
こういう問題に関心のある人は、なんか変だぞという疑念を抱いていると思うのですが、周囲を見渡す限り、日本人のほんとんどは政治に無関心で、まして、市民運動や学生運動のような様相を呈する臭いは敬遠したいのではないでしょうか。
どっちかというと、その日本人の今の風潮に色々考えさせられてしまいます。

たまにBS1を付けっぱなしにして見てると、CNNやBCCのニュースは良い意味で過激だなって、人々にエネルギーがあるよなって感心させられます。

今後また是非コメントをお願いしますね。
2006.12.06 16:57 | URL | #mQop/nM. [edit]

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