ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

映画「ダ・ヴィンチコード」鑑賞日記 ★★☆

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

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1号が見たがっていた映画だったし、トムハンクスが好きなので、見に行って来ました。
ストーリーのモチーフは面白く、興味深かったです。
ただ、映像としての迫力、緊迫感、テーマの訴求力という点では、並の出来かなというのが正直な感想です。サスペンスらしいアドレナリン噴出を期待しないでいけば、キリストに妻がいて、子孫を残したという真実(物語上の真実)をめぐる筋自体はよく考えたな~と、えらい感心させられそこそこ楽しめる映画でした。

日本人は、つい最近、主体的にではないにせよ(GHQによって)神が人間であったと受け入れているし、大陸の血が混じっていることも公言されて、だからといってそれまでの価値観が天変地異ほど逆転するわけでなく、神話と歴史に折り合いを付けてきている体験があるので、言いたいことはそりゃそうだよね、と共感できる分、当たり前に思えて衝撃が薄いというか。。。。
でもキリスト教圏、特にカトリック信者にとってはもっと衝撃があるのかもしれません。その驚きが信仰を揺るがすものではないと、いうほど簡単でなはく、中にはキリストが童貞様ではないなんてことになったら、権威に著しく傷が付くと感じる人々もたくさんいるのでしょう。
その点、八百万の神がいると思っている日本人は、唯一神という概念をなかなか理解できない分、宗教には「比較的」寛容な民族なんだよね。とか、西洋文化との違いを改めて感じさせてくれるので、異文化にふれてこそ、自国の文化に目が向くという感覚を思い出させてくれる映画でした。

原作はおそらくものすごーい傑作なんでしょうが、そのせいでちょっとメディアの騒ぎ過ぎと感じてしまい、映画としてはごく凡庸に感じられました。
個人的にも、1号が生まれる前に、ルーブル美術館に行ったことがあるので、懐かしさを味わえるかなと期待しましたが、期待したほど美術館内の映像はなかったです。
スタジオのセットで贋作でいいから、有名な絵画をいくつか見せて欲しかったような・・・
その辺も映像を期待はずれと感じた理由ですね。

ここからは、ネタバレ注意です。
ヒロインがキリストの末裔で、彼女自身が聖杯だろうとオチが見え見えだったのですが、とりあえず、主人公が百合の紋章からブルボン王朝最後の宮殿、ルーブル宮殿地下にキリストの妻マリアの聖櫃が実在すると思いつくオチだったの、ある意味ほっとしました。予想通りのあのままのオチだったら、かなり脱力したと思います。
なので、3時間近く、最後まで全く眠くなったり飽きたりすることがなく映像から目が離せなかったことを思えば、ここぞといった山場的盛り上がりは今ひとつでも、全体的に密度の濃い映画だったとも思います。

どうもいいようなことですが、
ロードオブザリングでガンダルフ役だったイアンマッケランの演じたプロフェッサー、あの後自分の知った情報と体験を手記にして獄中から発表すれば、それなりに社会に知らしめることができると思うんですが、彼のその後が気になったり・・・

シオン教会の司祭、インディジョーンズの失われた聖櫃に出演してましたよね。

ふと思い出したのは、美術に興味ない私にとって、ルーブル美術館の回廊に延々と続くルネッサンス以前の宗教画は、質素で堅実ではあるが生命の躍動感が薄く退屈だったな、、、という記憶です。
ミケランジェロ、自然派、印象派のようなよく親しんでいる有名な絵画は、いやというほどそれ以前の退屈な絵を見ないと見られないという・・・言われりゃ教会の権威に抑圧され続け、人間性復興の喜びに辿り着くまでの気分を追体験する鑑賞ツアーだった記憶が蘇ったり(バカ)、
製作時代が古いからでしょうが、モナリザは厳重に管理されてて、遠くからガラス越しで暗いライトの中にぼんやりしか見られなくて、これなら本で見る方がじっくり見られた気がするのに対し、大英博物館で見たゴッホのひまわりやプラド美術館で見たピカソのゲルニカのリアルに見たあの臨場感はすごかったなと思い出します。
ルーブル美術館は広いので、歩くのに疲れるんですが、何より作者名が仏語表記のため、うーーーーんと考えないと誰の作品かわからないので、頭が疲れるってのも長時間の絵画鑑賞の気力が持続しない要因だったのを思い出します。
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