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趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

宇宙戦士バルディオス ~ツッコミ感想総論編~

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

昔のアニメに大人げなくいろいろつっこみますが、、、ツッコミは愛の裏返しよ~vv
実はTV版バルディオスは、各話の細かい整合性にいちいち囚われないから、話が伸びやかで面白いドラマになってるということは認めてます。その上で、全体を通してのツッコミだよ~。


※非リアル&非ヒロイン
当時も今もこの作品対する私の不満はこれに尽きます。
結末が救いような悲劇オチだろうが、どういうカップリングだろうが、ちっともかまわないのですが、いかんせん、敵組織があまりにちゃち。勧善懲悪ものの悪の組織と大差ないのが、この作品がB級にとどまる理由に思えちゃう。
うちのパパ、「お?これ、ガッチャマン?」と聞いてましたが、言い得て妙。月影長官と南部博士が似てるからだな。
確かに科学忍者隊BFS VS 総統Xとベルクカッツェを悪女にした単純な構図に見えてしまいます。というか、まんま総統とアフロディアがドロンジョ一味やロケット団と同レベルのギャグになってるじゃん。
子供にはわかりやすいし、うちの子もすぐ戦いの背景がわかるという点で良さではあるのですが、しかしリアルロボット物で戦争ものとはとても言えない敵組織に深みがないのと、極悪ヒロインの、隠れた内面の美しさをあまり描けていないのがTV版の惜しいところ。

※カップリングは作り手にお任せ
私はヒロインはアニメ誌観るまでチーム紅一点のジェミーだと思っていたし、マリンがジェミーを愛していても違和感なしです。
私を知ってる人はわかるでしょうが、私は全然カップリングに興味ないので、誰が誰と結ばれようが別れようが、それ自体で作品を評価したことはないです。作り手の出したカップルを何でも受け入れて解釈するので、この辺が普通のアニメファンと相容れないところかも。
なので、本作品でもよくありがちな、敵の女が死ぬ前に主人公と心を通わせカタルシス全開、でも本命は身近にいるヒロインという物語と予想してました。
トリトンのヘプタポーダとか、009で良く観たパターンかな。敵の美しい女戦士と心通わせるが、彼女は死んで傷心の009、でも本命003に癒されるという、、
Zガンダムのフォウとファ、デスティニーのステラとルナマリアとか、挙げればいくらでもある、王道ですな。
「黒蜥蜴」みたいに女盗賊とクールな明智小五郎のような感じ(実はバルディオス以前に好きだった江戸川乱歩の傑作)でも、普通に好きだったと思います。
でもそれらの作品群と違い、ヒーローが敵の女をオンリーワンの女性として愛してしまう、というシチュの悲劇性が、この作品の突出したオリジナリティなのですが、、、。
問題はTV版において、果たしてヒーローが愛するに足る女性として描けていたかで、私はこの作品を盲目的に好きなので、36話で一発逆転があるだろうと想像しますが、冷静に見た人はどう思うのでしょう?(<王様?どうでした? )
劇場版は、「非リアル・非ヒロイン」はだいぶ改善されてたと思います。

この話の困ったことに、仲間の紅一点身近なヒロインとヒーローが結ばれるには難しい条件があって、キャンディキャンディのテリィとスザナの因縁同様、、敵の被害女が不幸になると、善良な加害男は幸せになれないという一蓮托生の縛りがあるんですな。SWでアナキンが悪行重ねると、罪もないパドメが一人残って幸せになれないのと同じで、まあどっちしても、この展開でハッピーエンドはあり得ないわなーー;。
にしても、大鷲のケンとベルクカッツェが恋に落ちる話って、難しいのか、その後はあまり見ない気がしますが、、、どうですか?
ヒーローとヒロインが悲恋に終わる悲劇が、世間に受け入れられにくい時代性からかな。往年の名画の恋愛って悲恋が多いんですけどね。

※スーパー司令官
無理があるな~と思ったのは、最高司令官のお仕事。軍幹部との作戦会議は本来業務として、まるで左遷された士官のように危険な最前線で戦闘指揮して、自らやられメカ操縦するわ、戦闘機のパイロットになるわ、次から次へとメカの開発に携わるわ、敵国に潜行して諜報活動するわ、地球人と取引するわ、収容所の強制労働を監督するわ、副官もつけずに単独行動で体力差ありありの無茶な一騎打ちするわ、、、昨日はシベリア、明日は木星と神出鬼没のすごい移動距離、まさにスーパーウーマン!!ってかありえな~いでしょ@@;そんなにマンパワーが不足してるのか?<アルデバロン 
アフロディアに休息を。というストーリーになるのも必然だよね(笑)
下部組織に広がりがないんだな~。
だいたい大日本帝国の最高司令官は今上天皇であらせられ、米軍ではダグラス・マッカーサーってイメージなのに、このバカ女が最高司令官とは@@;、いかな人間ドラマは深くても、設定が良くも悪くも子供だまし(笑)。
ところがどっこい、このバカ女よりまともなアルデバロン士官がいない。
デグラス以外に魅力ある敵キャラ、漢がいないのが、B級アニメだよな。アルデバロンってどんだけちんけな軍隊だよって。
まあ、こんな組織のダメ男ばかりの中にいたのでは、彼女がマリンに惚れるのは必然ですよね(^^;)。

劇場版でもTV版でも思ったのですが、なんで異星人の司令官の顔を末端の敵兵が知ってるわけ~??みんな北朝鮮や米国の政治のトップは知っていても、軍の最高司令官の顔なんか、知らないでしょう?普通。(だいたい途中から見た私は全然気づかなかった、司令官の素顔ーー;)
とにかく、敵味方が接触しすぎ~。ここまで普通に両軍入り乱れてたら、「隣の異星人」というホラー。
20話で「俺とお前はメカの中で戦って来た」って、マリン、いや君たちは十分顔見て、生身で戦ってるから(笑)。

英雄が兵士と共に戦場を疾駆する時代は終わった、これからの英雄は安全で静かで物憂い事務室に書記官達に囲まれて座る。一方何千という兵士達が電話一本で、機械の力で殺されていく~(by「映像の世紀第2集1次大戦後のチャーチルの手紙」。声は柴田秀勝さんですね。多分)
って感じで基本は司令室にいて、戦況の全容を把握しつつ一部の敗戦報告を受けて悔しがればいいのに。まあ電話一本で人殺しを命じる輩よりは戦犯とては罪深くないのかも。一兵卒並に前線の矢面に立ち実際に手を汚す指揮官の方が、人間的にはましなんだけど、、、、せめてハルルやキシリア程度でないといくら何でも威厳なさ過ぎーー;。
仇討ち話もシャアとアムロ程度のたまの遭遇でも十分やれたと思うんですけどね。
ガットラーもかわいい彼女に軽装で最前線であんな危険ことさせて、あれじゃいつ被弾して死んでも不思議ないじゃん。ところが、ビームの直撃受けても死なないんだよね、これが(20話、28話)イデの加護が働いてるとしか思えなかったり(笑)
まあ、昔の漫画だし、つっこんでもしょうがいか。
ただガンダム以降の作品としては、子供だましという感は否めない。
敵メカがあまりにショボby2号

※戦略の見通しのなさ 危機管理の薄さ
司令官の戦略が行き当たりばったりの思いつきだから勝てないんだよな。
今の主戦場はどこで、どこまで侵攻が進んでいるのか、地球征服の全容を時系列で地図に示せないでしょ?<アフロディア
侵略した地球上に基地はあるんだよね?アルデバロン兵は降りてるはずだよね?遠い土星の母艦からの出陣ばかりで、一番近い地上からの侵攻しないのは何故ですか?
( 地球側も空爆を待ってないで、侵略された土地を奪取に攻撃しかけないのは何故かな?その土地の人々は、現地で戦っていると思うのですが、、)
どうしてアフロディアが今そこでそれをしているのか、毎度その場限りの理由はあるんだけど、一度敗北したら、次の戦場に向かうという、、、そんなに重要な拠点なら、ある程度効果のあった作戦やメカを再度駆使して、再奪取しようとしませんか? 。
メカもどういうラインで製造してるのか。プロトタイプであれだけのやられメカを生み出すのは効率悪すぎ~
きっとあれだ。マリンへの憎しみで司令殿は冷静沈着さは失い、敏腕ぶりを発揮できなかったな。。弟を殺されて彼女が憎しみの心を持っていなかったら、さぞかし地球人は瞬殺されたことだろう。
マリン、アフロディアの弟を殺してくれてありがとうby地球人

地球側の危機管理に至っては、もうどうしようもないわな。異星人襲来で被害甚大の異常事態に陥ってるのに、戒厳令下にあるわけでなくあまりに地球人が普通に暮らしてて、危機管理が出来てないのがリアリティない、、、民衆レベルで自分たちの世界が危いという現実感が希薄。
ここは生き残りをかけて、住民をより安全な場所に疎開させるとか、いざという時のための要人救出のシミレーションやってれば、被害は少なかったのに。惜しい。

※スーパー科学者
まずはレーガン博士から。科学者は基本的に技官であり、時の政治経済の権力をスポンサーに研究するもの。実際の政治の中心にリアルタイムで研究に携わってる科学者がいたというのは近代史上、ないと思うのですが。
アインシュタインやノーベルのような物理学者は研究の第一線を退くと、平和運動をやり始めるのですが、、、自分らの研究が殺戮兵器に応用されることの苦悩からと思われます。、でも研究に没頭している時に、政治に関わる余裕はないのが研究者。
科学者が権力を持ち、武力を持つことはある意味危険ですな。まあこれは手塚の時代からアニメの定番だからいいか、、、、

問題は影の独裁者Drクインシュタイン。ガットラーなんか彼女に比べたら矮小です。
だって、毎度「これしか方法はありません」って、ほんとかよ~??本当に他に方法がないか、必死に模索する姿がないんだもん。みんな彼女の言うことは無条件に従ってしまうという@@;、まさにカリスマ。
みんなあっさり信じる前に、それぞれの専門家、セカンドオピニオンのご意見も頂いた方が良くないですか? Dr仲松のご意見にも耳を傾けましょう(笑)。
専門というのは細分化していて、その分それ以外の分野にではその専門にかなうわけないんですが、クインシュタインのご専門って??食料装置まで彼女が詳しいとは思えないんですが、、、
司令官が何でも屋なら、科学者もゼネラリストなのには驚き~@@;。
だいたい彼女の断言で、特攻の悲劇が起きます(笑)。
世界の頭脳を集めればあっという間に新兵器開発が進むのなら、まずは高性能の自動操縦システムの開発と量産に着手しましょう。、貴重なマンパワー失うリスク回避すべきでは?
だいたい特攻は、とっさの自己犠牲によって特定の対象を守る程度にしか効果がないだろうと。特攻を計画的に戦略としてやってる段階で、リアリティがない気がします。

あれだ。存在意義を求め、美しい死に方を求める若者が、自己陶酔に浸れるという、若い時にかかる麻疹だな。うん、若い頃、私もそうだった。その若さゆえの死に急ぐ純粋さがこの作品の魅力なんだよね。

ここまで総論ツッコミでした。どうも冴えない内容、長々とすみません。
次は各話のツッコミに行けるかなあ。。。。
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