ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

ヒューマンフェスタでアニソン~湯屋の奴隷

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

土日は近場のイベント、人権フェスタに出かけました。
なーんて、初日は水木一郎さん、2日目は木村弓さんめあてなんですが、、、
一応人権について家族と一緒に考えたいなとか(^^;。
一口に人権って言ってもすごい幅広くて、バリアフリーから、拉致問題、いじめ、DV、同和、職場のハラスメント、就職差別問題(親の思想や職業等で子どもの就職が不利にされる)は、数年前採用面接ですごい酷いこと言われたって女子高生の話を聞いたことあるので、気になりました。
1号は、青年海外協力隊のお姉さんの話(発展途上国の貧困な子ども達への支援)を長い間熱心に聞いてました。うん、いい勉強になりました。

しかし、私の興味は違う方向に、、、
水木一郎さんのステージは3号と見てました。さすがアニソン界の大御所とあって、コアなアニメファンの皆さんが集って激しく盛り上がってました。
50分ほどのステージでしたが、歌われたアニソンはほとんど知ってましたね。水木さんの持ち歌の中では、バビル2世とキャプテンハーロックが好きです。会場はマジンガーZが一番盛り上がってました。アニソンって、ホント、アドレナリン全開になるんですよね。
元は子ども向けの歌であっても、大人は子どもの頃胸ときめかせた、友情や勇気、愛と希望を、アニソンを聞くとその思いが蘇ってくるから、歌いつがれるのでしょう。

これが水木さん、結構歌詞を間違えるらしく、イベントの性質上、聴覚障害者のために字幕がスクリーンに出るので、観客に間違いがばれてしまって焦ってました。それもご愛敬です。でも歌詞間違っても、細川たかしみたいに歌い止まることなく、うまくつなげて歌い続けるのはさすが。最後のメドレー、ライオン丸の歌詞のところを009(吹きすさぶ~♪)の歌詞になってちゃんと歌いきったのはナイスでした(^^)。
水木さん、体のキレに少し衰えはありそうでしたが(笑)、歌は断然うまいし、迫力ありまくりで、会場の老若男女ノリノリでした。いかにも濃いオタクもおじさん達もいましたが、結構ご高齢の方々がアニソンを知ってるのには驚き。
水木さんいわく、子どもが見てるTVを見て、歌を覚えている世代の方々で、親子3代にわたって水木さんのアニソンに親しまれている家族もたくさんいるそうで、目指すは親子4代、ひ孫の代まで歌い続けると張り切っておられました。
ところでサンライズ系とは、一線を画すんですかね。コンバトラーVがやたら懐かしかった・・・

2日目最終ステージは、「いつも何度でも」(千と千尋の神隠し)の木村弓さんのジブリの曲中心の弾き語りでした。
木村さんは、宮崎作品とご自身の歌との不思議な縁を話しておられました。
「風の谷のナウシカ」が好きだったという木村さん、「もののけ姫」に感銘を受け、その思いをそのまま宮崎監督に手紙で送ったところ、それが縁で次の作品のイメージソングを監督から依頼されたのだそうです。
「いつも何度でも」は、「もののけ姫」の後に構想を練られていた「えんとつかきのリン」というアニメ作品のために作った歌だったらしいのですが、「いつも何度でも」を聴いた宮崎監督が今度はえらいその曲に感銘をうけ、その歌のイメージから構想を練り直し生まれたのが「千と千尋の神隠し」だったのだそうです。元々別な作品のイメージソングから、そのイメージソングにふさわしい作品が生まれたという、、
「千と千尋」は邦画の最高傑作だと個人的に思ってますが、あのテーマソングの「海の彼方にはもう探さない。輝くものはいつもここに、私の中に見つけられたから」という歌詞が作品世界の原石だったのかなと、一つの感銘は次の感銘を生み、輪になって広がっていくものなのかもしれませんね。
(えんとつかきのリンの話はどうなったんだろう?)

また木村さんは詩人谷川俊太郎さんとコラボでチャリティコンサート用に、「世界の約束」(作詞谷川俊太郎、作曲木村弓、歌倍賞智恵子)を作られたそうですが、それを聴いた宮崎監督が「ハウルの動く城」のエンディングに使ったのだそうです。映画ではソフィとハウルがラブラブなシーンで流れるのですが、本来「愛する人との死別」を歌った内容だったのそうで、これもまた元々ねらったイメージとは違った形で、世に出た歌ということです。
この話を聞いて、私、妙に納得しました。
どうもこの世界の約束の歌詞と映画のソフィの心情が合ってないような気がしてイメージわかない歌だと思ってたのです。改めて、その話を知って歌を聴くと、涙ぐんでしまいました。要は「千の風になって」を見送る側の方の歌なのです。「思い出のうちにあなたはいない。せせらぎの歌に、この空の色に、花の香りに、いつまでも生きて
隣で聴いてた主人もうるうるしてた、、、んじゃないかな。終わった後、「なんか悲しい歌が多かったけど、こういうもんなのかな」とか、余韻に浸ってるのを照れてる感じがしたので。

その後。主人が「そういや、千と千尋の神隠しはなんだかわからないがすごい映画だったな」と言うので、その話をしばししました。以前とある若者とした千と千尋談義を思い出して。
デジモンとサンライズアニメのファン同志ということで、ネット交流してた若者が言ってたことを思い出しました。彼は宮崎作品を認めつつ、それにしても「千と千尋」には、①「主人公の成長がない。」②「テーマがない」のが物足りないので、何故ここまで世間が評価するのか、その良さがわからないと言ってました。受け止め方はともかく言ってることはその通りだと思います。

彼の疑問はまさに、この作品が日本のアニメ作品の傑作である理由だと思ったからです。
①は、確かにサンライズロボットアニメ作品にはありそうですが、宮崎作品にはない要素かも。
宮崎作品は、心清らかな主人公によって、そこにまだ至らない周囲が変容し、成長していく物語のようです。
②テーマ=主題=作品を通して描きたかったことなので、ないってことはないわけで、それが言外にしみこんでくる作品だから、評価が高いのかなと思います。非言語的に感じる主題があるのが、千と千尋で、その点、もののけは「生きろ!」と生な台詞言わせて押しつけてしまってる分、宮崎監督作品にしては、洗練されてない印象でした。
ただその若者にとって、テーマとはわかりやすいメッセージなんだと思いました。キッズ作品おきまりの「愛と勇気と希望」とわざわざ看板に掲げてるか、人はこうあるべきだという道徳的価値観をはっきり台詞に出してるような作品に馴れているので、言外に作家が描きたいことがしみこんでくる感覚って、ピンと来ないのかもしれないなと思いました。
それでその時、、その若者に、千と千尋の神隠しの非言語的主題を、あえて言葉にすると、とレスしたことを思い出します。(若者は、今頃きっと立派な小学校の教師になって、アニメを見る暇もなくなってることでしょう。(^^)<ユーヴァヴィンデンさん、お元気ですか?)

私が千と千尋を見て、強く感じたことは、「無欲であることの美徳、すがすがしさ」でした。
「必要なだけあればいい。それ以上はいりません。」と言える心の美しさ。

主人とこの話をしながら、自分たちも含め、常に経済の右肩上がりを期待して狂奔する現代人が、千尋の両親や湯屋で働く魔女の奴隷なのかもしれないと思えました。
鞆の浦の件で、久々にTVで宮崎監督のお姿を拝見しました。慎重な言い方ながらも、従来とは違う発想で、生活を真に豊かにしていくことの必要性を示唆してるように伺えます。

考えてみれば心豊かに生きるのに必要なお金はそんなに多くないのかも。
平均年収以上の人は、少しだけ我慢して、足りないところに余った分を回しましょう。

もちろんあらゆる意味で競争は活力だから、競争をなくしてはいけないと思います。
でも各自の努力が報われる公正な競争にしないと。子どもは努力で親を選べないわけだから、まずは競争のスタートラインを同じくするために、父祖からの相続に制限が必要な気がします。
相続税を強くかけ、親からいっぱい財産もらえる人は、親から何ももらえない子どもに回してあげましょう。
子どもは親に関係なく平等だから、子ども手当を一律にするのはいいと思います。でもその分、年収の高い人からは累進課税をきつくし、富の再配分をするのがいいと思います。

公務員が民間のサラリーマンの平均と比較し、高給だと言うなら、真っ先に公務員がワークシェアリングにして若者を正規雇用で採用し、一人一人の年収減らしても、その分余暇を与えましょう。

経済のパイはそんなにもう広がらないんだから。
新しい市場を開拓していく必要はあるでしょうけど、とりあえず私のような庶民は、子ども達の努力が報われる社会、若者が生き甲斐を持てる社会=子どもを生み育てることが人の喜びになる社会を目指すのに、発想の転換は必要な気がします。

イスラム社会では社会保障制度はいらないそうです。誰もが自分より貧しい人に所得の10%を施さないと、神の教えに背くことになるから、その慣習で法律なくても貧困層は救済されるのだそうです。一方、施しを受ける方は、自分のおかげで金持ちが神に受け入れられるのだからと、引け目を感じないのだそうです。
清貧の美徳といいますが、中流以上の生活が出来ている人は、その幸運(努力が報われた幸運)に感謝し、豊かさを少し分かち合えれば、本人の心の豊かさが得られるし、今は仮に荒んでいても支えてくれる社会に感謝する人が増えれば、他者に対し優しくなれる余裕のある人が増えるような気がします。

このご時世にあってなんとなく、千と千尋を思い出し、そんなこと思った次第です。
とりとめありませんが、これもまた人権問題ってことで。
関連記事
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://fuzakeoni.blog3.fc2.com/tb.php/392-f25955a9