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趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

ガンダムエース9月号過去から未来への歴史的対話「富野由悠季安彦良和対談」感想Part1

Posted by ふざけおに on   4 comments   0 trackback

現在セブンイレブンで「機動戦士ガンダム」フェアをやってます。
ハロ
チョコはアムロ、シャア、セイラ、カイ、ガルマ。
彼らをずっと身近に感じられる喜びを感じながらも、でもこういうのに乗っかっちゃうのって、私の大好きな作家、富野由悠季氏を応援することに直接繋がるのかなあ、、、、
カラオケでも努めて富野アニメの曲歌ってますが、これって富野さんの支援になるのでしょうか?
井荻りん作詞の曲だと、富野さんの直接収入になるのかしら?とか(誰か賢い人、教えてくだされ)、やっぱり一番は書籍を購入するのがいいのでしょうね、、、対談集でも買ってみようかなあとか、、、でも私メインターゲットから外れてるし(ガンダム放映時は間違いなく女子中高生がメインでしたが^^;)、ネットの片隅で富野話題するのが関の山かなって思ったりしてます。

そんな夏休みのある日、たまたま書店で手にとったガンダムエース9月号。富野さんと安彦さんの対談だったので即購入!(隔月発刊の時は、ジオリジン目当てで購入してました)
対談行われた日は2009年6月30日だったようですが、ちょうどその頃、私もネッ友さん達と富野さん話題で盛り上がってて、結構話題にした内容がかぶってるとこもあって、うれしくなっちゃいました。
なので、勢いでその感想を書きたい書きたいと思ってたのですが、なんやかんやと先延ばしにしてました。今のセブンイレブンのガンダムフェアのタイミングに合わせて、ちょっと頭冷やしつつ自分に負荷をかけて、つれづれに自分の思いを語っちゃいます。

1,ガンダムの呪縛

富野氏は「僕は20年くらいかけてガンダムという作品を忘れる努力をした人間」だと述べてますが、Zを作らざるを得なくなった時の挫折感は、相当のものだったのだろうなと当時の富野氏の言動を思うと容易に想像できます。そして、私にとっての富野像は、長くそこで止まったままでした。
けれど、大人になったて知った富野氏は 02年こんな感じで、驚きを禁じ得ませんでした。その後05年、また富野節復活、その心情の移り変わりが伝わって来ます。 
ガンダムを好きになったのはここ7,8年。」「根強いファーストのファンがいてくれて、そういう人たちは30代。そういう人たちに向かって、俺はガンダムのせいでバカになったなんて話、できない。」(←いや、この話はよくしてるかと。笑)
僕にしてみればそれ(ガンダム)しか、生活の糧がなかったから、好き嫌いに関係なく、暮らしを立てていくためにはやらざるを得なかった。」
Z以降の行き場のないやるせなさが、はき出す言葉の端々に感じられたものです。その痛みが作品の中でキャラクターとなって荒れ狂ってる印象です。それでさえ、今となっては作家富野氏の大きな魅力なんですよ(^^)。

20周年くらいから、ガンダム程度でも名指しされるものを持っているということはありがたいことだ、と思えるよう努力するようになった。」
富野氏が自分が生み出した作品に対し、アンビバレンツな感情を長く抱いていたのはわかってましたが、それを肯定的に受け止められる穏やかさこそが作家の円熟なのだろうと、感動してしまった私です。
「ガンダムだけの富野ではないという」主張は、イデオンやダンバインが好きだった私にはすんなり入って来たし、同様に富野氏ともガンダムともファースト以降長い間距離を置いていた安彦氏は、「ガンダムの安彦ではない」という主張もそりゃあそうだろうなって感じはします。けれど実際には、お二人ともガンダムというフィルターを通してしか世間的に認知してもらえない悲哀があり、程度の差はあれ共通していたようです。
でもその安彦氏も一度は背を向けた世間の眼、けれど今になって少し成熟した世間の眼に向けて堂々と、「ジオリジン」という安彦ガンダムを発信しようと思うあたり、歳月はそれだけ流れたんでしょう。安彦氏は、ガンダムや富野氏に対し否定的気持ちは当時あったと記憶してますが、今こうして富野氏と対談してるってことも(気のせいかちょっと煙たそうですが^^;)、ガンダムが如何に作家達の感情を酷く翻弄し、それでもまた結びつけてしまうだけの、創造主の制御を超え自立して歩き出してしまった巨神のような、すごいコンテンツなんだと改めて思うわけです。ゴールはイデオンなのかゴーグなのか、ファンはにやにやしながら見守ろうと思うのでした。

安彦監督作品では「クラッシャージョウ」「巨神ゴーグ」「アリオン」が記憶にありますが、個人的にはゴーグは名作だったと思ってます。ただ当時20代だった私にとっては、ジョウにときめくことはあっても、ハイティーンの主人公でない小学生の悠宇に熱狂できなかっただけなのですが、内容的には良く出来ていたという印象です(一度のリアルタイム放送しか見てないので、もう1回見たいなあ。レンタルないのかなあ;)声優の田中真弓さんはバズー(天空の城ラピュタ)を始め、たくさんの少年主人公を演じられておりますが、私にとっては悠宇ですね。

拷問は続くんだよ。ガンダムは富野だという認識がありながら、ガンダムシリーズ全部が僕のところに来なくて、若い奴らが次々と新しいものを作っていくのを見ていかなきゃならなかった。」
富野氏にとっては、ガンダムが若手によって次々作られていくことに、複雑な思いがあったことを伺わせる発言です。
0083もSEEDも00も拷問なんだろうか。それなりに面白さを見いだしてしまってすみませんと謝りつつ、ガンダムという巨神が動く限り、富野氏のクレジットは消えない、そしてあらゆるガンダムはすべからくターンAに帰結する、という変な自負心が富野ファンにはあったりするのです。

この対談感想、まだまだ続きます。
(こんなんでどうまとめる気なのだ?→自分)

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Comment

kaito2198 says... "はじめまして"
ふざけおにさんと同じく、富野監督のファンの一人です。

カラオケで井荻麟作詞の曲を歌ったら、今のジャスラックの制度だと、微々たるものですが、確実に入りますよ。曲の直接の作者ですから、ガンダムフェアより直接に富野監督に還元できると思います。
2009.11.19 10:18 | URL | #L2WcHO2o [edit]
おに says... "kaito2198 さんへ"
コメントありがとうございます。
そちらのブログちょっと覗いてびっくりしました。すごい!!!本格的!!ひょっとして本業の方ですか??当方は濃いことは濃いのですが、素人感想なのでお目汚しですみません。
どこから読めばいいのかどきどきしますが、消化不良になるかもしれないので、少しずつ拝読させて頂きます。後ほどコメントも入れさせて頂きますね(^^)。

>カラオケで井荻麟作詞
教えて下さってありがとうございます。これを読んで、早速本日娘と3時間歌って来ました(笑)
いや、でも、今日はサービスデイだったせいで、3時間ドリンクバーつけて二人で880円だったんです@@;。高校生同士だと1時間90円でドリンクなしで歌うらしいんですが、、、一体一曲いくらになるんでしょう;
それでも、富野アニメの歌で元気になれるので、私はいいんですけど。やっぱり富野氏には作品作って欲しいですよね~
2009.11.19 19:24 | URL | #mQop/nM. [edit]
kaito2198 says... "ご丁寧な返事ありがとうございます"
今チラッとおにさんの別の記事を試しに読んでみましたが、どれも自分にない女性の感性が溢れる記事なので、この週末でじっくり読む予定です。余談ですが、おにさんのような単純のなかに物事の本質を覗ける女の子の感性こそ、富野監督がずっと手に入れてほしいものかもしれませんね。

これからもちょくちょく覗きに来ることもあるだろうから、どうかこれからもよろしくお願いします。
2009.11.19 23:08 | URL | #L2WcHO2o [edit]
おに says... "kaito2198 さんへ"
> どれも自分にない女性の感性が溢れる記事
ありがとうございます。富野さんの魅力がわかる当時の女子高生達が、世間にたくさん潜在してると思います。少なくとも私の友達は、みな今でも富野作品が好きですよ。
でもあまりに男性が熱狂的に硬質な設定に群がると、近寄りがたくなって、女性ファンには遠い世界になってしまうのかもしれないです。
女性ファンがあまりに群がった作品(例えば冬ソナとか)には、逆に男性が近づきにくいでしょう?
何やら女子供にはわからん戦士のマニアックな世界を強調してしまうと、硬質さを前面に出す限り(そういう魅力も確かにあるんですけど)、ポピュラーになりえないだろうし、富野氏の作家性の全容が埋没しかねないと思うのです。
なので、富野氏の魅力の一面だけが印象づけられてしまうメディアの扱いは残念で、もっと普遍的で奥深い人間ドラマに惹かれるファンがいるんだと、ネットの片隅で愛を叫んでます。微力ですが、もしかすると無力かもしれないですが、、、、

>単純のなかに物事の本質を覗ける女の子の感性
ズオウの「この世のこと皆単純」って言葉が浮かびます。
にしても、「女の子」はいくら何でも、買いかぶり過ぎですよ~
おばちゃんです(笑)だけどおばちゃんは、TV界映画界のスポンサー様の最大消費者なんですけど。

> これからもちょくちょく覗きに来る
ありがとうございます。うれしいです♪
こちらからも伺います。コメントできそうなところに入れてみますね。
2009.11.20 13:17 | URL | #mQop/nM. [edit]

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