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趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

映画「2012」鑑賞日記 ★★★★☆

Posted by ふざけおに on   0 comments   3 trackback

終末を迎えた人類。
運命を受容し死にゆく者、愛する家族を守り生き残ろうとする者、種の存続をかけたぎりぎりの判断を迫られる者、、、極限下でせめぎあうエゴイズムとヒューマニズム。それぞれの人物にドラマがあって、臨場感溢れる各場面で人物がその時何を思うのか、その心情を自分のもののように感じられて来ます。
生物は生き残るためには何をしても許されるはずで、まして愛する家族を守るためならば非道な行いも、、、けれど人間はやはり溺れる他者を見捨てて、未来には向かえない心ある生き物らしい。仮に世界が崩壊しても、人は最後の最後になっても人間性を手放しはしない(そういう方向に共感する者が多い)という人の理想を映像で観られたことに、「希望」を感じる作品でした。
2012
10年以上前、津波体験館で、ちょうど赤子だった息子を腕に抱いたまま、平和な家庭が家ごと津波に流されるバーチャル映像体験させられたことありましたが(^^;、あれ以来久々のすごい迫力で豪華な作りの映画でした。
こういうのは映画館で観ないと絶対損と思える映画でして、映画館出た後の、「ああ、やっと現実に戻った~(ホッ)」みたいなジェットコースター降りて、日常の安堵感がやたら身に染みるのがいい感じの映画でした。

なんせ映画は究極の非日常体験の連続ですから。
日本沈没が世界規模になった世界終焉の瞬間って、どんなにか壮絶なのかしら?見てみたいような、疑似体感してみたいような、実際に体験する時はその瞬間死んでるだろうし、、
えええ?こんな状況じゃとっても普通の人間は生き残れそうにない(少なくとも私は無理!)と思いつつ、登場人物達になんとか助かって欲しくて、ハラハラドキドキしっぱなしでした。


以下ネタバレ感想です。

ごくわずかの政府要人か大富豪でない限り、方舟のチケットは取れず、人々は来るべき運命を知らされることなく終末の日を迎えることとなります。
偶然、ジャクソンは直前に真実を知り、別れた妻と子を救い生き残るために、間一髪で沈む大陸から飛行機で脱出に成功します。飛行機の操縦は前妻の恋人ゴードンでした。
このジャクソンの家族関係は、宇宙戦争の父子関係にかなり似てて、既視感ありました。
更に複雑なのは、妻の恋人には息子がなついていて、元夫のジャクソンには娘がなついているという、一家族に父役二人という微妙な関係での逃走劇になってました。
(余談ですが、こういう父子関係はハリウッド映画では典型的なほど登場しても、日本ではあまり描かれないという話、以前「ナイトミュージアム」の感想で書きましたが、最近では富野氏「リーンの翼」でちょこっとだけですが近い家族再生ドラマがあって、印象あります。って、好きなものはつい何でも連想しちゃいます)
タイタニックほどの劇的なラブストーリーはないですが、多少ロマンチックなムードもあり、微妙な男と女、親子の情愛が切ないです。

もう一人の主人公ヘルムズリー博士。彼と米大統領はヒューマニズムを体現していて、全編通して彼らの行動は感動的でした。
非情にならなければ身を守れないにしても、ここまで来たらという線まで来ると、彼らは保身より人道を優先するのが、崩壊する世界を前に絶望するより、「希望」を強く印象づけるのです。
個人的には、この映画の見所はこの二人でしたね。

ジャクソンの話の展開で今ひとつ乗り切れなかったのは、前妻の恋人ゴードンです。かませ犬みたいでかわいそう、、、;;最後、「ガンダムⅢ」ラストでアムロが生還するみたいに、ジャクソンが生還して「わーっ」一同喜び合うんですが、、あそこで現れたのがゴードンだったらって、想像しちゃいました。そしたらギャグになったでしょうね(笑)。一番は二人一緒に現れたら良かったのになあ、、、
ユーリとタマラ、サーシャの歪んだ三角関係はあの結末でしょうがないかなって思うのですが、家庭に憧れたゴードンは、別に倫理上問題ある恋愛ではないはずだし、ある意味恋敵の家族を救うために奔走してくれたわけで、、、、
やっぱり神様は絶対一夫一婦制、姦淫の罪に拘りがあられますかね?違いますよね?
一度、恋人と自分になついた子を救うため、ジャクソンとジャクソンになついた子を置き去りにしようとしたことがいけなかったのでしょう。。。
終盤までジャクソン家族と共にあったゴードンの頓死は、単純に生存の厳しさを描くためだけか、他に意味があるのか、ちょっとそこだけがひっかかりました。
人類救済のために尽力したサナトム一家のように、善良でありながら手違いで方舟に乗れなかった人もいたので、生死の結末にいちいち必然性があるわけでもないとは思うのですが、サナトムはその存在が人々に大きな感動を与え名が残ったので、救いがあるといえばあります。だから、納得できるんですけどね~。

あとどうしても地震大国日本に住む私の感覚として、ピンと来ない映像なのですが、、、。
大地震で建物が壊れたり地割れしたりするまで、人が振動を感知しない@@;つまり、周囲の物が動き出し、建物が壊れ、周囲の崩壊が始まってから、人が天変地異の異常に気づくという、、、
建物壊れる前に、人が振動で立ってられなくなるのでは???
豪華客船で船底が傾いてカートが横に流れていくなら、まず人が立っているのが大変でよろめくのでは??
私が描かれている自然現象を理解してないだけかもしれないです。あしからず。

実は私は「インデペンデンス・デイ」も「デイ・アフター・トモロウ」も未見です。
この手の世界崩壊映像は、小さい子供と一緒に観るには、ちょっと映像刺激的過ぎそうだし、映像はすごくても物語性はどうかなって思ってたんですが、世界遺産好きの1号が、「オーパーツ」の本を持って来て、「これに載ってる話の映画なんだ。見に行こう」と誘われたのです。その時は、「定期テスト終わってから。あと、評判聞いてからね」と冷たくあしらったのですが、TVCMの洪水シーンが流れた途端、「ママ、これほらほら、ママの好きなバルディオスっぽいよ。」と。「そう?そう?じゃあ行こう、すぐ行こう」ってんで、公開3日目で見に行きました(単純)。

そしたら確かに「宇宙戦士バルディオス」で観たような、もしあのアニメを実写化(最新CG化)したらこんな映像になりそうって感じがする場面がありました。若き日の首藤剛志氏の脚本の回だったと思いますが、洪水から必死に高地に逃げようとする人々(長官の妻子がその中に;)、生存してる人達と沈みゆく人たちとの交信、それぞれの胸に去来する思いがちょうどこんな感じで描かれてたなってバルディオスファンには2度美味しい映画でした。
せっかくだから、小説版バルディオス(酒井あきよし氏著)みたいに原子力潜水艦で潜航中の兵士が登場したら完璧だったかな、とか、宇宙ステーション滞在の人からの交信とかあれば尚良かったなとか。
何がリアリティかわかりませんが、ドラマとして想像すると面白そうな気がしました。

まあ、実際に3年後そういうことになったら、我々はどうしようもないので、,,
よし、とりあえずパパには自家用飛行機を買ってもらって、飛行機の操縦ができるように訓練して、いつでも中国に飛べるように準備しておきましょう!!(絶対無理だっつーのbyパパ)
どうせ我が家は頓死組ですよorz

ワンピ
この冬は子供と観たい映画、いっぱいあります。
定番の「クリスマスキャロル」は3号に観せようかなって思ってますが、1号が友達と今度のワンピース映画を見に行くとか。チラシ見たら、漫画家さんが脚本なんだとか。見てもいいかなと思い、「2012」を見た帰り前売り券買いました。「オマツリ男爵」以来のワンピース映画、TV放送は見てないし、なんか久しぶり~って感じです。
仮面ライダーWは・・・・どうしようかな・・・・

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「2012」『にせんじゅうに』と読みます(^^;。
[2012] ブログ村キーワード 記事投稿日時 2009年11月10日1:09 ※上映開始日を投稿日時に設定。上映開始1週間後まで固定。  “世紀末バカ映画監督”(←最大限の褒め言葉(^^;)ローランド・エメリッヒ最新作「2012」(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)...
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