ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

水ぼうそう

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

思い込みもいろいろある。でもその思い込みが、医療現場では生死を左右すると実感してきた病院暮らし。
特殊な病気の家族が身近かにいると、医師が高度な専門性ゆえ、おそろしく専門外のことには疎いことに驚かされる。

今日は身近な話を一つ。
数年前、夜中に実家の兄から電話が来た。
「かゆくて眠れないし、具合が悪い。どうしたらいいんだ?」

数日前に、高齢の父が帯状疱疹を煩ったのを思い出し、素人ながら直感的に、「多分水ぼうそうじゃない?同じヘルペスウィルスだから。親父のゾビラックス軟膏がその辺にあるから、とりあえず塗っておけば?朝一番に親父がかかった医者に行って、抗ウィルス剤もらっておいで。今は効くのがあるようだよ。」
ハイリスク娘が水痘発症の予防に抗ウィルス剤を飲んでいたので、そう助言した。

翌朝、また電話。
「その医者に今日行ったんだ。そしたら、にきびと言われた。風邪薬よこした。」
「親父が帯状疱疹にかかった話した?」
「うん、水ぼうそうじゃないかって言ったら、大人は水ぼうそうにならないと怒られたよ。大人に帯状疱疹はうつらない。それに水ぼうそうなんかのウィルスに効く薬なんかない!ってさ」
「、、、?にきびなわけないじゃん!他へ行って見れば?」

そこで、兄は職場の知り合いの、開業したばかりの外科に出かけた。外科医は診た途端、「水ぼうそうです。大人は重症化するので、すぐ入院したほうがいいでしょう。」と、即公立病院に紹介状を書いたそうだ。
小児科がない田舎の公立病院の内科でも、「大人の水痘とはねえ」とすごく珍しがられたが、点滴だけで、入院するほどでもないと帰されたそうだ。

この話を娘の小児科医に話すと、「子供の水ぼうそうを、お母さん方がよくうつされるんですよ。20年もすると免疫がなくなる人もいてね。さっきもそこで、お母さん点滴してったよ(笑)極めてよくある症例ですね」と、まるで、小児科医にとっては常識だと言わんばかり。

実は外科医の迅速な対応も、それまで大学の医局にいた臨床経験からだろうと思う。
外科病棟は、術後の抵抗力のない患者が、水痘に感染することを非常に恐れている。兄がかかった外科医は経験上、水痘は重症化の要因なので、迅速に対応したんだと思う。

水ぼうそうは一度かかると終生免疫ができると思いこんでる人がいる。実はそうでない。これは割と身近な話だと思うので、皆様もお気をつけ下さい。。

ちなみに水ぼうそうと、帯状疱疹は同じウィルスで起こります。免疫のない人は水ぼうそうになるし、免疫がある大人はある時、体に潜んでいた水ぼうそうの菌が暴れだし、帯状疱疹になるというわけです。帯状疱疹も水ぼうそうと同じく、免疫のない人、幼児にはうつるんです。
今は発症を抑えたり、症状を軽くする抗ウィルス剤があるようです。

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