ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

NHK劇場への招待「ガス人間第一号」&人形劇「三銃士」

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

とある方の日記で知った「ガス人間第一号」。東宝特撮映画の傑作らしいのですが、それをリメイクした演劇をTVで鑑賞しました。元々悲恋純愛ものが好きなので、お芝居としても面白かったです。
現代的掛け合い漫才みたいなテンポの良い会話の中に、別世界のような濃厚な純愛ドラマが見事に調和してるのが印象深いvv
「ガス人間」なんて言うと、透明人間やフランケンシュタインみたいな時代錯誤の荒唐無稽な舞台設定を連想してしまう観客の醒めたつっこみをうまく逆手にとって、道化で茶化すことでシリアスな主題に抵抗感をなくす作劇が上手いし、結局リアリティを持たすのは世界観や設定ではなく、そこで描かれる普遍的な人間ドラマなんだなあと思ったのでした。

楽器屋の店員役(結局主演だったんですが、初見ではわからなかったので^^;)、どっかで見たことあるなあって思ったら、高橋一生君ですね。歩兵の本領で密かに惚れ込んでいた役者さんだったので、余計感情移入してしまいましたね(笑)。夢見がちな儚い青年ぶりが好きなんで、生で見たかった~;

愛の結末は予想通りだったのですが、感動の後のヒキが長い・・・
観客どっきりどんでん返しの種明かしで、とても後味悪いのですが、これが他のメディアと違う演劇らしいメッセージ性なんだろうと思いました。文明の闇の部分、非人間性の歴史は未だに続き、どこかでまた新たな悲劇が幕を開ける・・・
演劇のエスプリは人間社会の陰影を鋭く風刺することなのでしょう(^^)。

それにしてもさ、ちょっとエミリちゃんを改造するってのは無理があるかな~って。
Dr佐野がその後あんなところでそんなに画期的に研究が進んでるとは到底思えないので。
エミリちゃんの場合脳も改造しないと、ガス人間になりたいという動機も取引もないのに強制改造したら、即復讐、瞬殺されるでしょ。一応一生君の場合は、弱みにつけこまれて金で肉体を売ってますし、彼が殺さなければならない人間の優先順位は高くないので、逃亡する時間的余裕があったでしょうけど。
それにエミリちゃんの場合、脳改造しても痩せすぎで大したケトン発生しなさそう。
どうせなら、是非このアタシを!!!っていくらでもメタボな貧乏人の被験者殺到で、Dr佐野は脂肪燃焼ビジネスで大金持ちになれそうです(笑)
とか、余計なオチでツッコミどころを増やしたのが惜しいところ(笑)
新たな被験者が人の役に立ちたいガスマニアだったら、どういうドラマになるか興味深いんだけど(笑)

もしこれが映画だったら、もっと絵的に美しく華麗に演出するんでしょうなあ。
ヒロインには主人公が人間を捨てるだけのカリスマ性を持たせ、主人公は粘着質で凡庸な役どころで、歌曲ももっと万人受けするアレンジをするんでしょうけど・・・
舞台のヒロインの役者さんは訳ありそうで、アングラ的で暗い不気味な味わいを醸し出してますよね。
あと一生君がこういう可哀想な役どころをした後、けろっと自分に戻って明るく見せたりしないのが余韻があっていいです。
本家の東宝映画の方もそのうち見たいなあって思います。


さてNHK教育TVというと、今週の三銃士、まるで一人舞台みたいなミレディの七変化に他のキャラがかすみそうでしたな(笑)。
さてはて、ダルタニアンの純情にミレディは少しは改心するのかしら?まさかね。若き英雄はまんまと悪女の罠に落ちるのか?!
そういやミレディはアトスの元妻で、コンスタンスの夫が、ミレディの愛人だったり・・・・アラミスもダルタニアンもコンスタンスに惚れてるし・・・・人間関係だんだん思い出してきました。
さすが登場人物、昼ドラ的に愛憎が入り乱れちゃうのがお耽美なおフランスのロマンス。
薄~いゆる~い関係が流行の現代日本じゃ絵空事みたいに思えちゃう分、圧縮されたような濃厚な人間関係の面白さを人形劇に見いだしちゃったりね。

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