ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

仮面ライダー剣超全集小説「たそがれ」の感想

Posted by ふざけおに on   6 comments   2 trackback

20050322155200.jpg

仮面ライダー剣超全集。市内の本屋さん7件探し回って、7件目にしてやっと発見しました。
1400円の値段で、とっても充実の内容です。まだ全部読み終わってないので、これからゆっくり(^^)
特筆すべきは、會川昇氏の短編小説が掲載されてることです。
極めて綺麗に洗練された一品で、石森漫画風のイラスト(飯田浩司氏)のイメージがぴったり来てます。脈々と石ノ森漫画精神が未来にも生き続けている感じ、陽炎のようにゆらめく一瞬の未来図にしばし浸りきってました。
是非、ブレイドファンの方は読んで欲しいですね。<王様、読んでねvv
きっとハガレン映画に精力的に取り組まれていると想像される會川氏ですが(汗笑)、ブレイドにも多少は愛があるようで感謝感謝です。
あまりに小説が良かったので、以下ネタバレ感想です。未読の方、厳重注意!
20050322173405.jpg

子供の髪型009だよ(笑)この話全編漫画で見たいわ~

物語は仮面ライダーを大好きな少年が、仮面ライダーの人形を持って病の祖母を見舞うところから始まります。
祖母は少年の持っている人形に目をとめ、夢見るようにかつて本物を見たことがあると語ります。(タイタニック調のイメージでどうぞ。)
本物のライダーの話を聞きたがる少年に、老婆は運命と闘った4人のライダーの記憶を言葉少なに語り始めます。
そこへ、一人の青年が現れます。
老婆は少女のように再会を喜び、かつて彼ともう一人の青年が護ったこの世界の幸福に思いを馳せるのでした。今に至るまで二人の青年の再会は叶っていませんが、それぞれが望んだ生き方を歩んでいることを老婆は知ります。
しばしの追憶の後、見舞いの青年は最期の瞬間を共に過ごしたいと申し出ます。けれど、彼女は老醜に果てる姿を見せることで、彼の心にある美しい思い出に傷を残すことを望まないのでした。
サンルームを出た青年は、少年の名前が「一」(はじめ)であることを知り、自分の名前も「始」と読むこと、少年の「一」は剣崎一真の「一」という文字にちなんだものであろうことを語ります。剣崎一真は仮面ライダーであると告げると、青年を一瞬にして姿を消したのでした。
仮面ライダーの名を託された意味を少年が問おうとした瞬間に、、
そして、少年は祖母の名を呼びます。「天音さん」と。

「ポーの一族」さながら、不老不死の始と天音の最後の別れの瞬間、仮面ライダーに託された未来への願いを止め絵にしたような、叙情的な小説「サンルームにて」(竹宮恵子にそういう作品がありましたが)でした(^^)。絵画的かつ散文詩的な小説です。
結末で明らかにされる人物名が、見事な余韻を醸し出す結びになっており、まさに仮面ライダー剣の帰結の味わいを凝縮したような珠玉の作品でした。
(それが、せっかく「君の名は」的オチだったのに、、先に雑誌ぱらぱらめくりながら、うっかり結びの文が目に入ってしまった・・・うあああ、バカだーー。知らないで読んだら、もっと感動しただろうに(^^;)
さすがにA.Iが物語を生み出す時代とか、紙メディアが一切なくなる時代が、1世紀の間に起きるとは到底、イメージ貧困な年寄りには思えないのですが、、、
それはそれで漫画的で、この小説を読む子供らは、来たるべき未来へと夢をふくらませるでしょう。子供はわくわくする未来を見つめながら、独特の哀切を持って生き続けるヒーローの存在を感じ、より深く作品を記憶に刻むことこと思います。
まさに石ノ森氏とその精神を継ぐ者達の、人類全体の平和と幸福を願う悲壮なまでの「心意気」を感じるのでした。

にしてもそうかあ、、この小説を真に受けるなら、、
およそ80年間は、始のサーチ能力を持ってしても剣崎を探知できてなかったことがわかりましたな(笑)。剣崎が自ら去っていったこと思えば、始が本気で彼を探さなければならない緊急事態は発生してなかったともいえ、比較的あの後世界は平和だったんですね。
剣崎が世界各地で神出鬼没で人助けしてるニュースに始も救われてるようで(笑)良かった良かった。
最終回でヒーローは去ったけれど、いつも君の側にいるよって感じが最高の作品ですね(^^)

それと橘がやけに長生きだということもわかりました(笑)。ライダーシステムの弊害で心身ぼろぼろになってなくて良かった良かった。(実は弊害で寿命がとんでもなく長くなってたり^^;)
橘が全世界のネットワークシステムを管理してるらしいことから、あるいは橘は剣崎の居所がわかっているのかもしれないです。それを極秘にしてるだけかもしれないですね。
とかなんとか。その他の記事でも、色々謎が明らかになってる資料性の高い一冊なようで、またゆっくり読んだら感想まとめたいと思います。こういうファンには願ってもないムック本が出してくれたことに激感謝しつつ、今回は小説のみの感想でした。

夕食後、3人の子供達に音読して聞かせました。うちの子達3人ともとってもうれしそうにこの小説に耳を傾けていました(^^)。
途中で天音ちゃんと始だってわかったよ!と得意げに話す1号、2号。3号にはちょっと難しかったようですが、始さんと天音が会えたのはわかったようです。

さて、一昨日はガッシュのザケルフェスタへ行って、昨日は響鬼さんの柴又帝釈天に寄ってから帰って来ました。
その旅行記も後日アップしたいとは思ってます(^^)。

関連記事
スポンサーサイト

Comment

まり says... ""
はじめまして。ゆによしさんのところからたどって、「たそがれ」の感想が載っていたのでトラバ飛ばしてみました。お子さんに読み聞かせされたとのこと、素敵ですね。優しい気持ちになれる名作だと思います。ちょっとしんみりしちゃいました。
2005.03.23 01:46 | URL | #TiP7kXYU [edit]
ドロンパ37 says... ""
いいですね。
文章ではつい饒舌になるワシですが、このヒトコトにつきる気がします。

欲しくなりました。
2005.03.23 10:24 | URL | #RqWBMyRA [edit]
ゆによし says... ""
トラックバックありがとうございました。

ほんと超全集、読み応えがありました。
また剣の空気に触れるコトが出来て懐かしいような切ない気持ちになりました。
みんなで守った世界がいまも続いていてほんとうに嬉しいです。
嬉しそうに聞くお子様の反応もほほえましくてステキです。
2005.03.23 19:36 | URL | #/bRx.BK6 [edit]
ふざけおに says... ""
>まりさん
ようこそおいで下さいました。トラバ感謝です。ブログは始めたばかりなんで、ドキドキでした。
うちは子供みんなブレイドが初めて見たTVのライダーシリーズなので、好きなんです。特に長男(5年生)が特にブレイドが好きなので、熱心に超全集読んでますよ。
キャラがみんな優しいし一生懸命ですよね。だからこっちも優しい気持ちになれるのが、ブレイドの世界ですよねえ。
よろしかったら、ブレイド最終回感想も読んでやって下さいね。↓
http://www.geocities.co.jp/Hollywood-Kouen/7933/page016.html
2005.03.24 18:43 | URL | #- [edit]
ふざけおに says... ""
>ゆによしさんへ
トラバ、ありがとうございます。ついうれしくて、、、
すごく綺麗な短編なんで、心洗われる気分になりました。
みんな幸せだったと、天音が語るのがジーンと来ましたよ。剣崎はみんなを幸せにしてくれたんですよね。
相変わらずな橘さんですが、きっと今度こそ人類のために騙されず立派に研究してくれてると思いたいです(笑)
2005.03.24 18:48 | URL | #- [edit]
ふざけおに says... ""
>ドロンパ様
會川氏、やっぱり究極の愛は結ばれないから、至高の愛だというパターンでしたね。
すごく綺麗な文章でグロさがないのが良かったです。
2005.03.24 18:52 | URL | #- [edit]

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://fuzakeoni.blog3.fc2.com/tb.php/63-c09420ca
早く見たいな
仮面ライダーブレイド超全集友達に社販を頼んでいるのでまだ手元にはないのですが、地元の本屋でぱらぱらっと立ち読みしました。そうしたら脚本の會川さんが後日談の短編を書いていたのでびっくり!なんだか胸にしみる、いいお話でした。そして挿絵の青年と少年が.
仮面ライダー剣 超全集
超全集買ってきました! 表紙のブレイドはなかなか石森チックだと思う。 しかしそ