ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

ウスバカゲロウ

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

山木康世さんの最新アルバム。ウスバカゲロウ。
ユニークな曲が多く、山木さん、相変わらず粋だなあとつい笑いがこみ上げてきます。
でも笑いの中にも背中で泣いてる感じが渋い。いわゆるユーモアとペーソスの王道行ってる感じでした。またこのアルバムは震災を意識したメッセージソングもあって、ライブでも聴かせて頂きましたが、素朴にシンプルに寄り添ってくれる感じが温かく、今も昔も変わらぬ木訥としたお人柄が偲ばれます。
また一度聴いだだけで歌詞の主題が伝わってくるってのがいいなあって思います。

印象に残った曲の感想を徒然に。そして恐れ多くもツッコミます。あしからず笑って許してm(__)m。

○ウスバカゲロウ
アルバムタイトルになっているこの曲。タイトル見た瞬間、「ウスバカ、ゲロウ」の洒落だろうなと、ついでに、蟻地獄が出てきそうだなと予想しましたが、大当たりーーー!
「寒い夜に何を血迷い」現れたウスバカゲロウ。
「どこで生まれて、どこで生きてきた」って、あいつは元蟻地獄だからなあ。
「遠い夏を夢見て鳴いて」って、あいつはセミやコオロギじゃあるまいし、鳴かないはずだが?何故「鳴く」を入れたかな?、このひっかかりが耳障りの良いサウンドと違い、余計先を聴きたくて歌詞の内容に意識を向けさせられます。
「降りてこいや 俺の手のひらに」・・・優しさなのか同類相哀れむなのか・・・。
「うぬぼれは蟻地獄」なるほど、そう来たか。山木さんらしい自戒の歌ですね。
「恋は奴隷のウスバカゲロウ」って?え?結局結論、そっち行くわけ?大外れ~; うーん、読めなかったorz
さすが、山木さんvv、思考が多元的だわ(←わけわかんねーよ)

(深読みすれば、かつては蟻地獄生活、今や儚いウスバカゲロウってことすかい?含蓄深いですわん;)


○僕だけの太陽
元気になれる中高年のラブソング。伴侶と二人三脚で歩む人生、お楽しみはこれからこれから。

○蜆の歌
子供ら大喜びのこの曲。NHKのみんなの歌で流して欲しいユーモアの中に風刺が冴えてます。
微妙に不合理なところ(ウスバカゲロウの鳴きや粒粒辛苦の魚等)が、ありきたりな予定調和を予想し漫然と聴いてるこっちの脳味噌を刺激してくれて、つい歌詞に引き込まれてしまいますw
蜆と雀はともかく、10円がそんなこと思うかい?!とツッコミたくなって、
え?不便?お、物質文明への皮肉ですか。なるほど~
って、おっせっかいはしじみに? え?オチはそれですかい?うーん、読めなかった。
さすが、山木さんvv恐れ入りました(←フェイントにひっかかる単純な私))
自戒なのか自貝なのか。シニカルだけどどこかいたずらっぽい山木さんの大きな瞳を想起させられる面白い曲です。

○花紅柳緑
漢詩のようにたたみかけられた対句表現が哀調に乗り、瞼裏に描き出される美しい札幌の春。ふきのとう時代の数々の名曲、私が半生愛して止まなかった作品世界が蘇ってくるようです。
この歌詞BBSで見かけて以来、ライブで歌ってくれるのを今か今かと楽しみにしてましたが、結局アルバム発売まで待ちぼうけ。でも待った甲斐のある期待を裏切らない名曲に仕上がっていて、改めて山木氏の曲作りの才気の一端を垣間見るのでした。
「窓辺に春風 光る風 君はもう起きたか リラ冷えの朝 」
ここがクラーク博士のボーイズビーアンビシャスに変わってましたね。少し惜しい気もしますが、世に出された形を作品として受け止めるべきでしょう。
山木さんのかけがえない故郷、青春の象徴である札幌へと、旅愁がこみ上げて参ります。

○時雨降る降る
春夏秋冬、緑、坂、空、山、川、雨、少女、夢・・・・歌詞によく織り込まれる記号的語群。
その語群の中でも定番の「雨」歌ですが、この雨は悲しみというより癒やしの雨のようです。
あるべき理想と現実の自分、その解離を自戒するかのような曲群のストイックな人生観に、敬意を抱きつつ、時に息苦しさに安らぎや癒やしを探してしまいます。
「誰も恨むまい」・・・・ 難しいことです。
「長くたちの悪い夢を見続けただけ」
ですか。
夢は両極端に位置する記号のように思えてました。相方は死んでしまった「夢」と否定的に歌うことはあっても、山木さんは守り続ける至宝のように「夢」を肯定的に歌われてきた気がしてたのですが・・・・・なんだか痛々しい気もします。
私の少女期に夢見た幻想の瓦礫の上にも、雨は優しく降ってくれてるようです。

○夏子ちゃん
姪御さんでしょうか。可愛くてしょうがないのでしょうね。子供の子供らしさを、ファインダー越しに音楽で伝えてくれてるようで、ほほえましいです。

○ケセラセラ
ライブで何度か一緒に歌いました。最初はなんかそういう楽観的気分になれなかったのですが、歌ってうるちにいいや、面倒なこと考えるのやめようって気分になるあら不思議。
「あなたが正直で嘘のつけない人間だから一生懸命私もいつでもあなたに誠意を持って
当たりたいとは思うのです。」
人生、いつでも楽観しましょう。ケセラセラ~♪
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