ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

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Posted by ふざけおに on

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映画「レ・ミゼラブル」感想 ★★★☆

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

最近、集中的にフォークソングばかり聴いてるせいか、本当に映画観てないです。映画館にも行ってないけど、テレビもレンタルも全くというくらい。なので、冬休み久々に娘二人との映画鑑賞のリハビリになりました。。
名作ミュージカル映画というと、古くはウェストサイド物語とかキッズものだとメアリーポピンズとかアラジンとか。オペラ座の怪人とか、アマデウスとか、名作の範疇かどうかわかりまんせんけど、「コーラスライン」とか「フラッシュダンス」とか思い浮かびます。、「ムーランルージュ」もそうか。歌劇風映画は外れなしって気もして、評判もいいし、絶対行こうと思ってました。
私にとって「レ・ミゼラブル」のイニシェーションは、ジャンバルジャン物語「銀の燭台」を小学校の高学年の劇で見たのがきっかけ。その後、即原作読み倒しちゃってて、話は知り尽くしてたので、映画はストーリーを追う必要が全くない分、展開にまどろっこしさを感じてしまいました。それでも2時間の映画のどこを焦点化するかに興味が向いて、歌曲のすばらしさをじっくり味わえてそれは良かったのですが、ストーリーに感動するには筋、分かりすぎてました。

特に感じたのはディズニーのアラジンみたいにアメリカンナイズされてるというか、映画も演劇も主人公に関わるヒロインや女性キャラが重要なんだなあって。ジャンバルジャンの物語ではあるんだけど、小説で読むのと違い、視覚世界においては女性像を描いてこそ華やぎがあるものなのでしょう。
もうヒロインは宿屋の娘でいいよって感じ。コゼットの母の不幸ぶりも壮絶だけど、なんと言ってもコゼットの恋人に密かに心寄せる宿屋の娘がスポット当たってて、舞台ならではのアレンジなのでしょう。
歌劇としての盛り上がりも、ソプラノのヒロイン、テノールのヒーロー 、アルトの宿屋の娘の恋の駆け引き三重奏なんですよね。宿屋の娘成就しない恋心、悲恋物語にここまで入れ込んで描いてしまうってのが、ブロードウェイだなとか。メインストーリーを食ってるなとかw、悲劇のヒロインの前にはジャンの数奇な生涯も霞んでましたーー;。

神の愛の前に急激な変革を求める若者達に対する見方は多様な見方ができてそれは良かったと思います。武装蜂起しか変革の道がないという思える状況でも結局、守るべき人、自分が死んだら自分の愛する人を不幸にしてしまうという実感を持ってる者は、簡単に命を捨てたりはしないという、それが格好良いか悪いかはともかくそういうものだという描き方に好感が持てました。 中東のテロ問題も、結局若者が自暴自棄にジハードに走らせないように、社会的地位や守るべきものを持たせるしかないんだよね。
パリコミューンがいかに民主的で理想的だったかとか。熱心に話してくれた友達のご主人の若い頃を思い出したり・・・ あれ 脳内、なんでか加古隆の「パリは燃えているか」が流れます。

この作品の主題は、神父の見せた神の愛=人はもともと善良であると信じ、貧しき者やめる者に手をさしのべることで、人は徳を取り戻し神の愛を信じ地道に生きることができるという性善説であり、神父とジャンが織りなす愛の連鎖物語でしょう。人が逆境にあっても自分の良心を見失うことなく、ひたすら善良に生きることの美しさです。善良であることは、損をすることもあるけど、天知る地知る我知る。まるで観客のように物語の世界では誰が見てなくてもその徳を、大いなる意思は見ていることに気付かされます。

一方ジャベールは法や秩序に忠実だったけれど、ヒューマニズムと時の権力が規定する法、神の愛と人の法が一致しない時もある、その時こそ法よりヒューマニズムを選ぶことを神は賞賛するんだけど、それがわからないんだよね。だから神の愛という価値観で生きる起重機ジャンが悪人に見えてしまうのがそもそものこの話の悲劇です。。


子供は物語知らないので、ストーリーに素直に感動してました。
けれどジャベールの自殺は予想外だったようで、理不尽に思うようですが、、葛藤に耐えられず自殺したという話を小さい頃から知ってる私はそれしか結果はあり得ないです。自殺はキリスト教圏では罪で、天国へ行くことはかないません。それを思うとジャベールが一番の悲劇です。


ラストシーン。臨終に際し、銀の燭台の神父が迎えに来る原作の感動を求めてたので、コゼットの母が先に登場したのはちょっと拍子抜けでした。やっぱり男女のラブストーリーなのねってw
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