ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

花粉症は長生き?!

Posted by ふざけおに on   2 comments   1 trackback

1号の行ってる病院併設の養護学校。そこに入学するためには、通学が不可能なので元国立療養所に入院しないといけない。
初診の時、「虚弱児の養護学校は県内にここしかないのでお願いしに来ました」というと、医師はとんでもないと言わんばかりに声を荒げ、「いいか、ぜんそくはそもそも虚弱ではない、強すぎるからアレルギーになるわけで云々~(それを私に言われても・・汗)、それなのに虚弱児と言うとは俺からすればけしからん。いいか、ぜんそくや花粉症なんかのアトピーの人は長生きなんだぞ!」
「あのう、、、それって学会でデータになって出てるんですか?先生の推測ですか?」
「数字で出てるんだよ。この専門の医者なら誰でも知ってることだ。専門でない町医者なんぞは知らないから未だにぜんそくの子は弱いと思ってるが。そうじゃないんだ。ぜんそくやアトピーの人の平均寿命は長いんだ。
何故かというと、人並み外れた免疫力を持ってるから、感染症にかかりにくいし、かかっても不顕微感染か軽くて済むんだよ。ガンとか高血圧3大成人病にはもちろんそれとは関係ないからなるんだが、風邪やインフルエンザ、細菌感染に強いから、それで命を落とすことが非常に少ない。我々ぜんそく治療してる側からすれば一番怖いのは痰だ。痰が絡んで窒息ってのは、突然くるからどうしようもない。にしても80,90までみんな元気にしてる。他の年よりみたいに抵抗力が落ちて感染症にかかって肺炎なんてケースがほとんどないからだな。これはアトピーをやってる医者なら常識だよ
この病棟にインフルエンザが蔓延しても、誰も発作を起こさないし、
熱もたいしたことない、普通の子じゃ考えられないほどみんなすぐ治ってしまう、それは外部から入ってくる病原菌にはめっぽう強いからだ、強すぎて自分をも異物だと思って攻撃してしまうんだな。」
「じゃあ。同じ免疫異常の膠原病なんかもですか?」
「花粉症食物アレルギーぜんそくといった自己免疫異常1群と言われるものは皆そうだが、膠原病についてはまだわからん。というのは、ぜんそくは強すぎる免疫力を人並みに落としてやるための薬を使う程度だが、膠原病は移植者と同じで人並み以下に免疫落とさないと大変だからそのせいで命を縮めてるかもしらん。だが、免疫落としすぎなければ、基本的にはぜんそくと同じで長生きだろうと俺は思うんだがな」
うちの1号のように移植患者もぜんそくの子もステロイドを服用し、免疫を抑えてるのは同じだが、移植者は免疫力を人並みよりはるかに下げるために使うので感染に弱いし、使ってる量がとんでもなく多く副作用が酷いのが、ぜんそくとの違いである。
でも言われればうちは自己免疫性肝炎と診断されていることを話すと、「他人の臓器が自己になったとでも解釈してるわけか?」と医者は笑った。私が「拒絶のことじゃないのか?とずいぶん何度も説明求めたんですが、画像診断上、拒絶の像ではな肝炎の像なんだそうです」と言うと、「なるほど」と。
全移植者の2パーセントと報告される稀少例らしく、話聞いた時点で京大200例中4人発症し、うち2例が思春期に副作用を気にしてステロイドの服用を勝手にやめ一例死亡、一例再移植。無事なのはうちの子含めて2人だけ。それで、容姿を気にして薬を飲まないってことのないように管理して下さい、と主治医に言われたんで、外見を気にせず暮らせる環境に来たかった、と言うとやっと医師は理解を示してくれた。
なんせ会った早々、「俺はぜんそく以外は治せない、こんな面倒な病気はわからん。こんなところに来てどうする?ここはもうつぶれる寸前、斜陽だ。俺はあと1年で定年で、後釜もいない。県にも国にも何度も陳情してるが、さっぱり何もしてくれん」と言われたんで、一瞬診療拒否か?と思ったが、入院させた以上は子供を責任持って預かるが、専門外のことは治療できないということを言いたいようだ。誠実である。

この老医師は経歴からして、優れた小児ぜんそくの専門医だったと思われるが、薬剤の進歩や少子化で小児開業医のケアが良くなったので、入院してまでぜんそくを治療しようという親が減ったため、患者が激減してしまったようである。来年一応定年を迎える彼は生き甲斐を失ったように愚痴が多い。(定年後も医師は嘱託医として再雇用されるらしいが)
とにかくぜんそくという病気の蘊蓄を語りたがるので、話が長いのに参るが、ぜんそく治療にかける信念と熱意は伝わってくるんで、彼のぜんそく治療方針を紹介したい。アトピーに興味のある人は何かの参考になるかもしれないので。

彼の治療の最終目的は(大人も子供も)、薬を使わなくても発作を起こさない体質改善にある。そのためにほとんどのぜんそくの人のアレルゲンとなる家ダニから、入院させることで徹底して隔離し、発作を起こさせないのだそうだ。2年も発作を起こさないと、人間の体はその反応を忘れてしまい、元の生活に戻っても平気な体になるんだそうだ。
入院の負担や学校環境を考え、ステロイド使いながら、アレルゲンと暮らしていると、だらだらぜんそくが続き薬が寿命を縮めてしまうのだと言うのが、彼の持論である。薬を使わなくても発作を起こさない体になればもともと強い生体なのに、薬で弱くしてるようなものだと。
「ストレスでぜんそく発作を起こすなんてのは俺にとっては俗説だな。だってここに入院してきて発作起こす患者はいない。小さい子は入院はすごいストレスでみんな家に帰りたがるが、でも不思議と入院中は発作は起きないもんな。結局、家のダニが発作の原因なんだよ。その環境から一定期間離してやるだけでいいんだ。俺も最初はステロイド使うが、徐々に減らして最後は完全に切るんだ」

ちなみに私も7年前からアレルギー症状が出ている。一番はハウスダストで押し入れなんかのホコリをすうと目と鼻からドロドロずるずるー;花粉症もあるようで、ここ数年この時期は鼻炎カプセルなしには生きていけない状態(泣)。
入学式の日も、目鼻がひりひりしてたが、病棟に入るとまもなく全く不快が消え、すっきり爽快、臭覚が戻って来たよ。すごいびっくり。ホコリが全くなく空気が清浄だと実感できるんですよ~@@;。
これが外部からの感染防止のため病棟立ち入りを禁じてる大学病院の新外科病棟が、中はホコリだらけなのと正反対。(外科は人のばい菌が一番怖いから当然といえば当然)
病室で空気清浄機をつけてる1号と同室の中3の子は、病室に居る時は平気だったが、清浄機のないプレイルームに行くと、もおおクシュンクシュン始まった。花粉症もあるんだそうだ。すごい敏感@@;プレイルームには花粉があるんだな。
プレイルームも私から見ればすごい綺麗で私は全然平気だったが、本格的にアトピーの人はちょっとした花粉にも反応するらしい。
花粉症っぽいうちの2号も病棟に行くと、珍しく鼻が綺麗になっていた(笑)花粉症の季節だけでもここで暮らしたいとしみじみ思いましたよ(笑)
古い病棟ですが、本当に掃除は徹底してる。びっくりするほどすみずみまで綺麗だった。

その養護学校と病院のある町は小さい田舎町だが、彼はそこの乳幼児検診でアトピーを早期に発見し乳幼児のうちに入院させて、その間に両親が医師の助言で家を建て替え家ダニの少ない環境にしてしまうんだそうだ。結果、この地域のぜんそくの子はゼロなんだそうで。ある意味自分で自分の首を締めてしまったわけだな(笑)
「10年前は全県から、それどころか県外からもぜんそくの子がいっぱい来てたんだがなあ。この病院の本線から離れてる場所も悪いだろうな・・・」とため息しきり。
長期入院してでもぜんそくを完治させたい人は是非彼に相談してやって下さい(笑)せっかくの免疫力を落とさずアレルギーを起こさない体質になれば、長寿になれるそうだし。
ちなみに私の経験から、小学校時代ぜんそくでの虚弱の養護学校行って、その後普通の中学校に戻って来る子はいたが、みな一様にしっかりしてたと記憶してる。
一方家でぜんそく発作を繰り返しては外来で点滴、時に入院という生活をしていた子は、悪い子ではないがどこか落ち着かず幼い印象が強い。
でもそういや、そういうひよわだと思ってた子が、女子バレー部に入って鍛え抜かれて、大活躍するようになったら、ぜんそくはぴったり治ってたな。
性格的にもずい分穏やかになってたなあ。。とかまあ色々か。

何はともあれ、花粉症にも良いことがあるって聞いて、この時期の鬱気分が晴れたよ。
その前は朝苦手な人についてのこの医師の見解が面白くて、夜行虫の私は気が晴れたっけ。その話はまた今度。

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Comment

ジェダイ says... "喘息・アレルギー"
 トラックバックありがとうございました。
ブログって、こんな風に簡単に交流が出来る事が素敵ですね。

ふざけおにさんの文章、読んでいてとても面白く、興味深いです。
たしかに喘息などアレルギーがもっと薬剤がなくても治るようになると良いです。
でも人間は豊かな生活を望むから、そういう暮らしの中でアレルギーなどを無くすというのは、
なかなか難しい課題なのかもしれません。
ん~実に興味深いですね☆
2005.10.15 02:54 | URL | #- [edit]
ふざけおに says... ">ジェダイさんへ"
>ふざけおにさんの文章、読んでいてとても面白く、興味深いです。
ありがとうございます。下手の長い糸みたいな駄文ですけど、書きとめておくと後でああこういうこと考えてたんだなーって自分の連続性を確かめられて良いのです。
ジェダイさんの文章は今のその年代の願いをてらいなく素直に表現されてて、全然ネット文化にすれた感じがしないのでとても読んでて新鮮で感心させられます。ちょくちょく読みに参りますね。

>たしかに喘息などアレルギーがもっと薬剤がなくても治るようになると良いです。
>でも人間は豊かな生活を望むから、そういう暮らしの中でアレルギーなどを無くすというのは、なかなか難しい課題なのかもしれません。

広くアレルギーを考えるとそれはそうですよね。
あくまでこの医師の話は、ぜんそくのほとんど(9割)がハウスダストが原因だという想定の元に、アレルゲンから一定期間隔離することで完治できるということらしいです。だから乳幼児のうちに入院させて治してしまうので、地域にぜんそくの子はいないそうです。
でもQOLを考えた場合、子供を家庭から離して長期間入院させるというのは子供の発達にとって果たしてどうか、若い両親にとって経済的精神的負担はどうかという問題があって、薬害エイズ問題でも血友病患児の親たちの話題になってましたが、在宅で治療できるという謳い文句は親にとってはすごい魅力あるんですよね。
家族の入院は、その家庭にとって大変なことですもの。

ただ、私の場合、職場の経験上、同じ兄弟でもぜんそく等の理由で一定期間養護学校の寮生活をした子供の方が社会性があって安定していると感じていたので養護学校併設病院に入院させることに抵抗がなかったのと、元々うちの長女は乳幼児期のほとんどを病院で過ごしていたためか、病院にいること不安がないんです。入院生活に慣れている子なので安心して親も出してやれるんですが、仮にこれが長男や次女がぜんそくだったとしてもとてもかわいそうで心配で入院させられないと思います。
長女の場合は、周囲の目が気になる思春期初期だけでも本人が安心できる環境ですごさせてやりたいと思う気持ちからですね。
明日にでもつぶれそうな病院ですが(笑)その分大事にされてるみたいです。

子供によって色々な事情があるから、個々のケースに対応できる医療環境が整うと良いですね。
2005.10.18 14:41 | URL | #mQop/nM. [edit]

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日本小児保健学会
 え~、お約束の学会レポートであります。 今回、参加した学会は、「第52回日本小児保健学会」。10月6日~8日の3日間に渡って開催されたわけです。場所は、山口県は下関市にある海峡メッセ下関。とても大きな海峡タワーがそびえ立つ、下関駅前。 まず1日