ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

小説「ハリーポッターと不死鳥の騎士団」感想 一部抜粋

Posted by ふざけおに on   0 comments   1 trackback


~喪失と成熟~

※隔絶された世界
今作私が最も感動した部分は、前述のダンブルドア老人の愛にもまして、ハリーがシリウスの死を受容する様でした。
前作で友人の死を経験していますが、今回はハリーの最大の心の支えだったシリウスがハリーを救うために死んでしまうという悲劇でしたから、その死に方もシビアです。
慟哭、悲嘆、悔恨、怒り、絶望、空虚、、、、、ハリーは激しくのたうつ痛みを胸に、けれど言葉にできないまま、、、いつしか静かに死を受容していくのです。
シリウスがくれた手鏡が絶対意味を持つだろうと期待した私は、ハリー同様見事に絶望に突き落とされました。
幽霊になって会えるかも知れない、、、ハリーの透明な思いは、ちょうど「ヒカルの碁」の佐為を探すヒカルと同じ種類のものでしょう。(冬のソナタのチュンサンを探すユジンと同じかも)
大切な人を失った時、自分の存在する世界が希薄なものに思えて、あんなにいつも身近にいた人達がガラス越しにしか感じられないほど意味をなさないのです。
それまでの悩みも悲しみも全てが遠い事に思える離人感覚。。。。
どうしてそこまでわかるのっと言いたくなるほど、大切な人との死別を経験した人なら、今作を読んできっと思うはずです。


中略

確か、ローリング女史は若くして母親を亡くしています。またハリーポッターを執筆中、シングルマザーとして子育て中だったことがよく知られています。
その亡き母への思慕と我が子への情愛が、こうまで深く緻密に愛の普遍性や人間の成熟過程を見事に描けるのでしょう。
独自の魔法ファンタジーの世界が読書嫌いの現代の子供達をも飽きさせないで、これだけの長編を読ませる筆力なのですが、結局作者の心に輝くその描きたいもの本質が、誰の心にも潜んでいるものであるから(かつての私ように親の愛を否定して生きてきた者にさえ心の奥にあるもの)、ここまで感動と共感を呼びさますのだと思います。
表現手法は違いますが、スターウォーズがルーカス監督の父性愛なら、ハリーポッターはローリング女史の母性愛の産物です。愛の原点であり、生命の賛歌です。
より原始的でかつ普遍的なもの、愛から憎しみは生まれ、時に人の運命を狂わせるけれど、それなしに人は生きられない、、、そんな、人の生の神秘全てが、この後訴求力を持って巧妙に展開されることは間違いないでしょう。

感想全文はこちらにあります。
関連記事
スポンサーサイト

Post comment

管理者にだけ表示を許可する

Trackback

trackbackURL:http://fuzakeoni.blog3.fc2.com/tb.php/711-5d1c7cb0
“ハリーポッターと不死鳥の騎士団”c(`・ω´・ c )映画見たのだ
壁]´Д`*)。どもー 壁]´Д`*)。このブログはきゅーの日常を描いたものなのだ 今日はハリーポッター特集なのだ(ノ)´ω`(ヾ)むにむに この前金曜ロードショーで「ハリー・ポッター