ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

映画「風立ちぬ」鑑賞日記★★★★★Part2

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

ここからはオタク度全開感想です。

パパンダさん風に「映画見るパパは、このパパですかーー?」
そうだあんただよ、って。
本当に久々に主人と映画見ました。うちのパパったら、私の大好きなSWもハリーポッターもガンダムもインディジョーンズもジェラシックパークも悉く爆睡しちゃう人なので、映画誘う気にならないし誘っても時間の無駄だからと嫌がって来ないのですが、今回は娘の手術のこともあって、お互い気分転換必要だよねと付き合ってくれました。そしたら、珍しく眠ってないよ@@;。旦那が寝なかった映画というと、「スタンドバイミー」以来??
うちにも病人がいるのと、パパ技術畑なので、感情移入しやすいシチュだったんでしょう。お互い、とってもよくわかる映画だったよね~と。
前評判情報一切なく見ましたが、(たらんらんさんととんぼちゃんさんのつぶやき程度のレビューだけは読みましたけど)、非常に満足です。
宮崎映画としての満足度指数は150かな。ってことは、ベスト4かな。
千と千尋200、ナウシカ170、トトロ160、ラピュタ120、パンダコパンダ110、ハウル100、もののけ90、魔女の宅急便80、カリオストロ70、ポニョ60・・・・ええと、あとなんだっけ?。短編だと名探偵ホームズとかどうぶつ宝島とか、その辺は100だな(面倒くさいので)。コナンと母をたずねては180くらいあるけど映画じゃなかったり合作だったり・・・・(←聞いてない、誰もそんなこと聞いてないーー;)
私は堀越二郎という人物は存じ上げませんが(ごめんなさい)、宮崎監督のことはある程度イメージできるので、主人公をつい宮崎監督に脳内変換して見てました。(主人は堀越氏をよく知っているそうですが。)なので、説明不足どころか、監督の言いたいことが非常によくわかる映画で、説明補足は一切いらないと思えました。(パンフレット売り切れで買ってませんし、手元に何の資料もなく、ネットの感想もほとんど見ないで書いてます)。

ただ、いつもの宮崎映画、お子様も楽しめる痛快なファンタジーではないので、エンタメとしては、ぱっとしないという感想もあるだろうと想像してます。
ある意味、この映画は、宮崎監督が私のため<だけ>に作った映画でしょう(バカ)。
(なんたって、劇場版Zガンダムは富野監督が、スターウォーズEP4・5はルーカスが私のため<だけ>に作った映画と思えるイカレ脳みそですからw)

実は私このブログでNHKBS対談 宮崎駿×養老孟司 「縦横無尽に好奇心~宮崎駿・養老孟司の対話~」話題にしましたが、この時の二人の「オタク」談義見てたので、堀越二郎氏とこの二人は本当に似てるなあって思っちゃうわけです。世俗から超越したような凝り性ぶりがまるで少年ようで。
またガンダムの冨野氏について、

右にも左にもぶれない信念」というのを話題にしました。要は戦闘機、ロボット、重機を純粋に好きで戦争を描いた作品だからと言って戦争賛美したりナショナリズムを煽ってるわけでないし、かといってことさら反戦平和(=反日)を声高に唱えるつもりもない。なのに、その戦闘シーンを扱ってる以上、どうしても右からも左からも過剰に解釈されるリスクはあるんだろうということです。(私の解釈も十分過剰ですがーー;)

宮崎氏もすごく戦闘機を含む飛行機が好きで、ナウシカのメーベェに代表されるように彼の作品に飛行機が登場しないことはないほど。当然アクションシーンもお好きでしょう。ルーカスが車のレースやちゃんばらが好きでSWの映画にそういうシーンを盛り込むのと同じですよね。男の子の好奇心は純粋で、人類の創造につながる好ましい特質だと思うのです。
だから零戦に興味を持ちその技術を称賛することは、イデオロギーと無関係のつもりでも、見る人にとっては戦争賛美と取られそうだし、逆に軍部に対しシニカルな描写があると反日共産主義的だと言われそうです。
身に覚えがないのに特高に追われる主人公二郎の戸惑いが、実は監督にもあるのかもしれません。

いい作品を作りたいという宮崎監督の夢。アニメ界の中では才能もあったし周囲に恵まれ、成功を収めた宮崎監督自身ですが、その夢は、毒を生んでることもあるのかもしれないという、かすかな痛みもあるのかもしれないです。この映画からついそんなことまで思い及んでしまいました。
実際関連あるか不明ですが、例えば宮崎勤のような幼女誘拐事件やオウム真理教というカルトを生んだとか、彼が何故既存の声優を起用しなくなったのかという理由にも関わってきますが、アニメの猥褻な二次創作物といった監督にとって負の遺産とか・・・・無欲の美徳を描いた作品が商業主義に陥っていくとか・・


また監督は確か最近、原発再稼働を憂慮する発言があったと記憶しております。それもおそらく監督にとっては矛盾を孕んでいることで、彼の作品はアニメーションというまさに電動映画で、電気なしにはなしえない芸術の上、彼の映画は多くの電力会社と提携する経済界の支援を受けているわけです。その中で彼が何が言えるのか、何かできるのか、誰しもが他者を責める前に、自分にこそ反問する時代が来たのかもしれません。
もちろん原発だって携わる技術者の夢に罪はなく、夢は「毒」を生むという監督の言葉の背景にはそういうこともあるのかな。とか誰もそこまで言ってないのに、、どうも深読みし過ぎの私です。

さらに.、主演の庵野氏についても感慨深いです。過去のエヴァンゲリオン(まごころを君に)を叩いてたことある私ですが、一方で巨神兵書いた庵野氏への畏敬の念もあったし、どこか壊れてしまった精神状態を心配してました。
もののけの「生きろ」とブレンバワードの「言われなくても生きてやる」が庵野氏に向けられたものだとか、ご結婚後は元気になられたとか、そういうネットの噂を興味深く見てて、それで新エヴァ見て、あ、やっぱダメ・・・とか、どうしても好戦的に見えたりとか。でも気になってる監督さんだったので、主演起用はひかれるものがありました。庵野さんが演じる堀越氏を見てると、つい、こうやって純粋なクリエーター魂を外野が引き裂いてきたんだろうなとか。(だぞ、→自分)
真偽のほどは不明ですが、庵野氏のトラウマになったと噂される伝説巨神イデオン、奇遇にも、あれは道具が自我に目覚めたら兵器として利用されるのがいやで、人類をリセットし、平和利用されるまで眠りにつくとというオチだったよなとか。
アニオタとしては余計な小ネタについときめいてしまったせいもあったし、非常に今の自分の状況のせいか、すんなり心に入ってくる映画でした。
本当に久々に主人と二人で映画観て、元気になれました。

余談ですが、ネットで喫煙シーン話題になってたのを見かけたので・・・、まったく喫煙しないうちのパパはちょっと気になったみたいですが、昔はみんなこんな風に吸ってたよというささやかな愛煙家の抵抗だろうよと、苦笑してました。目くじら立てるほどのこともないよねって、程度です。
あと、雑踏とか会議とかのシーン、アニメならではの手法で本来あるべき音声が出てないのに気にならないのが、面白いなって思いました。

更に付記として、航空機開発の費用で、貧困層の飢えを救うことができる、けれど、俺たちは研究するのだという描写を入れたこと、とっても良かったと思います。
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