ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

窓際の1号

Posted by ふざけおに on   2 comments   0 trackback

23日、自宅から80キロ離れた養護学校中等部に入学した1号の授業参観に行ってきました。
参観は2時間目だったんですが、1時間目の途中から見せて頂きました。
英語だったんですが、筆記体をドリル帳で練習し、丁寧に字を直してもらってました。確かこの先生とは、最初の授業の日にケーキを食べたとか(笑)
1号の習熟度に合わせて授業をしてくれるんだそうで、苦手なことはじっくり時間をかけて訓練し、得意なことは通常の中学校の教科書の進度にとらわれず進めてくれるんだそうです。
英語は次週から英検準2級に合わせて授業してくれるそうです@@
発音も良いので(本当かなあ?)、早速地区の中学校英語弁論大会に向けて練習も始めてくれるそうです。その地区の通常の中学校では1年生の出場は全くないんだそうですが、1号には十分にできますと。
「お前3年間この学校にいろよ。卒業までに英検1級取れるよう俺も一緒に頑張るからな」と言ってくれてました。
2時間目の国語も、苦手な漢字を正確に書く練習を最初にじっくりとやらせ、後半得意な音読をさせてました。漢字はとりあえず漢検7級からスタートさせたいとのこと。
前日の全校集会の司会を1号がやったそうで(虚弱病弱児は全学年4人しかいないので)、とても機転が利いて上手でしたが、今まで放送委員とかやってたんですか?と問われ、返事に窮しました。
結局健常児の中にいると、うちの子が病気でいつ休むかわからないので、特殊な役割を持たされることがないのです。
内心6年生の時くらい、運動会の放送委員をさせて欲しかったのですが、1号は選ばれませんでした。別に放送がうまいわけでも運動ができないわけでもない普通の児童が担当してました。
数学についても、担任曰く「苦手だ」とずいぶん聞かされましたが、担当者からは特に問題ないといわれてますが。と。
今はたまたま正負の計算を最初からやってるからできるんですけどね(^^;数学は系統性が高いため、結局入院して学校に戻った時、授業にいきなり出て一番わけわからなくてとまどうのが、算数だからなんでしょう。国語社会理科はいきなり授業に出ても理解できるのに対し、算数だけは全然わからないからだと思います。
その他、小学校で苦労した苦手なこととして、音楽のリコーダーを本人があげていたそうです。指使いは合ってるのに低音が全部ひっくりがえってしまうんだとか。。。
そりゃー、小さい子がシャボン玉をふけないのと同じでしょう。風船をふくらませないのとも似てます。いきなりフルートや尺八を持たされて、いやビンの中に息を吹き込んででもいいんですが、思ったような綺麗な音を出せないのと似てると思われます。口笛だって低い音を出すのは難しいですし、もちろん1号は口笛なんか全く吹けません(^^;静かに長い息を吹き続けることは、案外高度なことなのです。
そのためのリコーダーの訓練をわざわざ音楽の授業でしてくれるてるとか。うわあ、どうせ音楽には絶対進まないから、器楽は弦にしてくれ、無理に苦手な吹奏楽器にする必要ないのに、、、とか思ったんですが、1号が人並みにリコーダーがふけるようになりたいと言ったんだそうです。
音楽のテストで全然リコーダーがふけなかったことが、よっぽど悔しかったんでしょうなあ。
という感じで、1号はできる事とできない事の差が激しいので、驚かれます。特に巧緻作業が極端に苦手です。
今回入院生活させて改めてわかったことですが、、例えば自分で自分の爪を切ったり、ドライヤーを自分の髪にあてたり、ヘアピンを開いて髪につけたり、ジュース缶のプルタブをあけたりできないんです。一見、普通の、12歳ですよ~。口だけは人一倍いや人10倍だし(--;
ドライヤーは重いので、左右に細かく振ることができないのと、鏡を見て自分のあてたいところにあてることができません。
握力がないのも大きいんですが、手指のふるえがあることと、空間把握能力が低いんだと思います。
だから、英検3級を持っているからといっても、綺麗に線の中にアルファベットを正確に書くことができないという極端なアンバランスが生じるわけです。
通常の学校では、能力はあるのに気が向かないことには努力しないと思われ、さぼっているように見られます。だから、本人も自己イメージも掴みにくいんだと思います。
小1の3号と比べて見て改めてわかるんですが、3号は○や△を綺麗に書いて始点と終点がちゃんとつながりますが、1号はやっと高学年になってちゃんとできるようになりました。何も知らない人が見たら、一見丁寧に書かない雑な子だと思うでしょうが、でも別に1号と比べ3号は決して几帳面なわけではないんですよ。単にそれが3号にとっては実に簡単で、1号にはとんでもなく難しいことだってことなだけです。他の子が簡単な事が難しくて、他の子があまりできない事に秀でてたりするので、この辺が学習障害の子の一斉授業における難しさだと思います。
それと、何が当たり前かわかりませんが、例えば去年1号は酷く荒れた6年生の中にあって一人元気よく挨拶できてましたが、でも声が小さいとかろくに挨拶しない子は、さぼってるとは思われないんだよね。その方が大勢なので普通だと思われ、1号が変わってると思われるだけなんですよ(笑)。

京都の養護学校もそうでしたが、どうも虚弱児の養護学校はぜんそく児童の需要が減った分、一番需要のある不登校の子に対応がシフトしているようです。実はぜんそく児だと思ってた1年2組の二人の子は不登校児だそうです。
身体障害児と健常児併合教育が進む中、ちょっとだけ普通の子と発達パターンが違い、現場の教師が対応に困るケースは、むしろ自分のペースで学習できるこういう学校が良いなと思いました。
その子の得意なことは進み、苦手なことはじっくり時間をかけてくれるその子にあったカリキュラムを与えることで、できることのバランスが良くなった時期に健常児集団に返せばいいんだと思います。
先生方も非常にやりがいを感じてくれてるのか、(生徒数が少ないので存続の危機だし、汗笑)、1号の入学を歓迎してくれてると感じます。
これが健常児の学校だったら、手のかかる困った子数人の中に入って問題児検討会かなんかで極秘協議され、担任の先生方が誰が誰を持つか話し合い、やれやれ俺が貧乏くじか、って感じで厄介者扱いで、決して歓迎される存在ではなかったでしょうね。
その点、是非ここに入学して欲しい、3年間在籍して欲しいと望まれるだけでも、ここに来て良かったと思いました。
担任の先生は発達専門の主治医の過去のデータをよく調べてくれたようです。そして小学校入学前にやった発達検査を、もう1回やってもいいかと問われました(結果があまりに特殊だったので学会に報告された)。1号の得意なこと、苦手なことを見極めたいということだと思うし、私も実は興味があるので了承しました。
そうそう理想通りにいくかどうかわかりませんし今後、ここはここでの問題が生じるかもしれませんが、この学校を選んだことを良かったなと思えるし、できれば3年間過ごさせたいと思ってます。

知的障害児身体障害児と虚弱児の併合教育という形ではありますが、色々な不適応ケースに養護学校が対応してきているように思います。養護学校入学が社会的に差別を受けるリスクはあるかもしれませんが、子供がのびのびとその特性を伸ばす一つの選択肢として、もっと広く知られてもいいような気がしました。

聞くところによると、、、
1号は同室の中3のぜんそくの子と1年2組の4人で、総合や実技教科をやってるわけですが、この前の総合は、自転車で海岸に貝殻拾いをしてきたとか、みんなでお花見をしたとか、餅つきをしたとか、、、
理科の若い先生が大好きで、外での自然観察が多いとかグッピーを一緒に飼ってるとか綿の栽培を種からやってるんだとか、そんなめでたいお話ばっかりです。
その上(内緒ですが)、学活道徳学校裁量の2時間の計4時間と各授業の合間、1号が大好きな(苦手なのに好き)手芸をやってるんだそうです。1号の愛読書「おしゃれ工房」を見てリボンフラワーやらパッチワークやら織物やら担任のやらせてくれるとか@@材料も用具も全て学校にあるものでまかなえるんだそうです。文化祭で個展をやって売る気だそうです(笑)。
その上にですよ、最新のパソコンが教室にもパソコン室にもありいつも使用自由なんです。少人数で管理が楽なので、生活上の制約が少ないんです。
4人とも朝8時に登校し、始業の45分までパソコンで遊んでるそうです。放課後もそこでみんなで過ごしてるとか。
英語の先生に、いい加減パソコンの時間減らして、放課後英語やろうと言われてました。
1号は最近、教室のパソコンにりぼん付録のCDを入れ、塗り絵をプリンタで出し、色を塗って遊んでるとかで担任の先生が教室に貼ってくれてました。、、、漫画のCDをプリンタで出して怒られない学校とは@@まさに今のところ、1号には夢のような生活だな。正直うらやましいなあと思いますね。
病院では小学4年の男の子と気が合って、一緒にTV見たりゲームしまくってるようです。プレイルームにはTVと「スゴ録」があって、HDに好きな番組を保存しておいて後で見るということもやってるようです。
全く、、、、それでも夜9時から10時までは看護婦さんの監視の元、食堂でばっちり全員勉強してるそうですけどね。
10時就寝、6時半起床、午後4時半入浴、3度の食事薬の服用時間、検査等は定時に行われるので、生活が不規則にはならないんです。
看護婦さんもよく子供を観察し、指導してくれてます。学校との連絡も密だし、、、この辺は大学病院よりすごく行き届いてますね。
肥満の子もこの病棟に入院して半年もすると、だいたい標準体重になるそうです。私も入院したい気がしてきましたたよ(^^;。
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Comment

東堂まさみ says... ""
1号ちゃん、ご入学おめでとうございます(^^)
うわ~、いいなぁ~。マンツーマンでオリジナルのカリキュラムですか!
楽しそうな学校生活で良かったですね。とても羨ましいです!
1号ちゃん、中学校生活を思う存分楽しんで下さいね!

《独り言》
1号ちゃんには私もとても興味があるので、もっともっと一杯一緒にお勉強したいと思ったものです。(去年のTAF 新幹線ホームにて)

まさみ先生は塾講師よりも家庭教師の方が好きです。
1対1の方が その子に応じて臨機応変に対応出来る ので指導する方もやり甲斐があって楽しいのです。
2005.04.29 20:21 | URL | #SCtwgflA [edit]
おに says... ""
>まさみ先生
コメントありがとうございます。
また1号の相手してやって下さい。
集団生活での学習は大事ですが、薬の副作用で外見をからかわれる年頃の、
この時期は静かなところで学ぶのも良いかなって思いました。
でも、この子にいて欲しいとその存在を喜ばれれるのが何よりうれしいですね。
2005.05.06 21:34 | URL | #- [edit]

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