ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

映画「オハイエ2」とあんべ光俊さんミニライブ

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

「音楽でバリアを打ち壊せ!」
ohaie.jpg
2001年に仙台で始まった障害者と健常者共に音楽という共同のステージに立とうという「とっておきの音楽祭」。
第11回目を迎える2011年、エントリー申し込み受付最終日3月11日。
あの大震災が発生します。
音楽祭どころではない。自分達に何が出来るのか?実行委員会は、情報網も寸断された中、1人1人参加者の安否確認のため被災地を訪ね歩くのでした。
とっておきの音楽祭テーマソングの作者シンガーソングライター、被災地釜石出身あんべ光俊さんもスタッフに促され同行します。
「僕には歌うことしかできない。」
それだからギター1本担いで励ましの歌を唄うつもりで行ったのに、いざ変わり果てた故郷と被災者の惨状を目の当たりにすると、到底歌うことさえできない苦しい思いに彼は心折れそうになります。
「こんな時だから唄って下さい」
服など着替える間もない泥に汚れた聴衆に囲まれ、彼は泣き崩れそうになりながら必死にギターをかき鳴らすのでした・・・・。

前半はあんべさんの被災地訪問ドキュメント。
言葉を失う映像です。
3.11の記憶。どこかで封印してたしもうだいぶ思い出せなくなっていましたが、この映画を見て記憶が蘇りました。震災そのものもそうですが、美しかった海辺の街も思い出されて来て切ない気持ちがこみ上げました。
夏休みに部落子供会で高田や大船渡の海に行ったこと、父が鵜住居に勤務してたので、よく笛吹峠や仙人峠を越えて釜石に行ったこと、橋上市場や駅前通り、鉄工所跡、美しかった越喜来の浜、子供が生まれてからも越喜来に行ったし、子供らと遊んだ志津川、矢本町(東松島)・・・、長女が3年暮らした山元養護学校・・・岩手県南宮城県北の海は私の魂が還るところだと思ってました。
あんべさんの「そして誰もいなくなった」NSPの「漁り火」の心象風景でした。

後半は、こんな時だから音楽をという人々の声に押されて開催された2011年「とっておきの音楽祭」当日感動のドキュメント。前半の被災地で出会った人達がそれぞれに歩み出している姿に心打たれます。
金子みすずの「みんなちがってみんないい」という詩。身に染みます。
ダウン症の子は音楽好きだよね。障害者が生き生きと生きられる社会は、健常者にとっても安心して暮らせる社会です。ノーマライゼーションとは何か、しばし娘達と語り合いました。
次女は放送部なので、エンタメではない映画、ドキュメンタリーのテーマ性を学んで欲しいなって思いました。

さて、上映後、監督さんとのトークを交えたあんべさんのコンサート。
5曲だったかな?
仙台で愛ましょう。いちゃりばちょうでぃ、青い大地に夢は始まる、 力は無限大
あれ?あと何でしたっけ??ごめんなさい。あとオハイエでしたっけ?この4曲だけだったかもしれません。
今日のあんべさん、地域において障害者福祉を草の根的に音楽で担うあんべさんは、私の全く知らないあんべさんでした。
実は映画上映後、いつもより表情が固かったです。
試写会を退席したというあんべさん、まだこの映像は辛く、心が痛むのでしょう。
歌ってる最中に写真撮影されたことが不本意だったようで、動揺を隠せないように客席に「やめて下さい。心が変になります」と。(撮ってたの、私達ではないですよ~汗)
そんな感じなので、歌もいつもとちょっと気持ちが違ってる感じで涙ぐんでるのわかるし、周囲もみんな泣き出してる状態;。
小田さんが去年福島で「その日が来るまで」という復興支援ソングでタオルに顔を埋めて嗚咽した時のことを思いだしたり・・今ここで泣けない自分の心の堅さが情けなかったり・・・・

いちゃりばちょうでぃ(一度会ったら兄弟)と青い大地に夢は始まると力は無限大、この三曲とも震災直前に作られた曲で、まるで震災を予期したように、まるで神様にあんべさんが歌うことを運命づけられたような歌詞であることに驚かされます。
青い大地は東北を元気に、力は無限大は岩手を元気に、という依頼の元に作られた曲で、青い大地はスタジオ録音中に震災にあったとか。
いちゃりばちょうでぃは、あんべさんが2011年1月に1年曲作ってないことを反省し思い立って作った最初の曲で、沖縄戦を生き延びた老人の語りが胸を打ちます。
「生きたいけれど生きられぬどんなに辛いことでしょう」「無念の命の散った浜」という歌詞がこんな意味を持ってしまうなんて。 悲惨なシーンでこの曲流れた時はあちこちすすり泣き。
震災を笑顔で乗り越えた来た人達、障害者と共に頑張って来た人達にとって「とっておきの音楽祭」は、本当に心の支えになってきたこと、その思いがこの映画と客席から伝わってくるとっておきのコンサートでした。

そこに咲く1
あんべさんお勧めの一枚です。
開始前、あんべさんのミニライブの上映回が見られないと困るので早めに行ったら受付付近をあんべさがうろうろ・きゃあああああ、これじゃあ近寄れないわ~っと根性ない私は一旦退散しましたが、もう一度会場に戻ったらご本人と奥様が物販してたので、これはもう覚悟を決め、思い切ってどのCDがお勧めですか?とお尋ねしました。私が持ってないCDをこれとこれとと言ったら、「そこに咲く花のように」を指されました。
そこに咲く
いつ見ても綺麗にサインを決めてくれて。「人は無限大」かな?
収録された曲の中でも以前ライブで聴いた、ウルトラマンはきっといるという人の善良さを信じさせてくれる「やさしいタカラモノ」、永遠の愛の誓い「君に逢いたい」、そして懐かしい少年期の友を偲ぶ「ウレイラの森」、この3曲は心からトゲが落ちるみたいに癒やされます。
「風花」は天野さんへのレクイエムでしょう。優しい言葉がシンプルに心に届きます。
そして映画の主題歌オハイエ。童謡のような障害児も喜ぶこの歌詞ににっこりです。
慎吾ママみたいに、「あんべおばあ」というキャラが立ちそうですね(^^)
でもあれ??どっどっどどどーどどどーどどーは「酸っぱいかりん」じゃないの?
なんてツッコミばかりしてるから。私ってば、
あんべさんを前にして緊張して、よりによって口に出たのは「歌のある星に生まれての歌詞、歌のあるこの星はひとつきりって歌詞ですけど、未知との遭遇で宇宙人も歌ってますよね。歌のある星は宇宙に他にもあるかもしれないですよね」ってお馬鹿なツッコミ入れてみましたが、「いやそういう意味じゃない」と相手にしてくれませんでした(死)「この星は宇宙にひとつ」だって言いたいようで。あああバカバカ。聞きたいこと他にもあったのに~
小田さん
このCDと前日に届いた小田さんのCDを数日繰り返し聞いてます。
小田日和一曲目、「そんなことより幸せになろう」もとっても元気をくれますね。

あんべさんいつか、「そして誰もいなくなった」を鈴木さんと歌ってくれたらうれしいです。

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