ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

喜多方プラザ企画公演きたかたミュージックフェア2016

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

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11月2日で古希を迎えた杉田二郎さんと細坪基佳さんの、喜多方ライブ(10月29日開催)に行って来ました。
二郎さんは細坪さんが敬愛するご恩ある方ですから、心通い合った二人のステージは、微笑ましくもほのぼの、まったり。
二郎さんのステージを見てると骨太の生き方、包容力の大きさ、全き人のオーラを感じ、年を取ることが素晴らしいことのように思えてきて、老いへの漠然とした不安が消え、今を生きることにおおらかな気持ちになれます。
また時代は如何に移り変わろうと、60年代の若者の思いが音楽として普遍的価値を持ち続けている限り、愛と平和を願う人間の善良さを信じられる気がして、「孫達に平和の唄を繋いでいこう」という呼びかけに、心洗われ、胸が熱くなるのでした。

セットリスト
  (座ジローズ)
1旧友 2愛とあなたのために
 ( 細坪基佳ソロ)
3柿の実色した水曜日
4青空 5追想 6風笛
  (杉田二郎ソロ)
7風に吹かれて 8風
9ANAK息子 10男どうし
(座ジローズ)
11白い冬 12涙は明日に
13戦争を知らない子ども達
アンコール
  (座ジローズ)
14青春の別れ道
15上を向いて歩こう
16白い鳥にのって

○風に吹かれて
最近までは二郎さんを細坪さんの大先輩で、「戦争を知らない子ども達」を唄ってた人で通販生活のCMに出ている人位しか知らなかったのですが、今回は「ポップスと精神医学」で北山修論と「ANAK息子よ」の精神分析を興味深く読んだあとだったので、戦後の日本を見つめて来た一人のアーティストとしてとても興味ありました。
富澤一誠さんとのラジオでは、ボブ・ディランの影響を語られてましたし。
ディランとカレッジフォーク黎明期のメンバー、それぞれの祖国でベトナム戦争と日米安保という社会背景にした学生達の思いがあって、それを唄にして 「答えは風の中にある」と五才年上のディランが、イデオロギーを押しつけるわけでなく、答えを自分が探していこうよとのメッセージが二郎さんの音楽人生をスタートだったそうです。
ノーベル文学賞受賞したボブディランの「風に吹かれて」という曲が、海を越えてたくさんの日本の若者に与えた影響を思うと、敬虔な気持ちでこの日の演奏を聴きました。

○男どうし、愛と革命のために~やわらかい心で~
北山氏や当時の音楽仲間との交流エピソードを語られました。男どうし、北山修と二郎さんなんですね~。かっこいいvv。
全共闘世代なのでしょうが、でも二郎さんにとっては「いちご白書をもう一度」や「傘がない」「神田川」のように、青春とは言い訳したり訣別したり含羞を帯びたものではないのかもしれません。特に輝かしいものでも暗いものでもなくて、ずっと連続した人生の過去の一時代、あえて別物のように取外しが必要部分でもないというか。
まっすぐ過去を語れることが、どこか青い時代に対し、シニカルだったり卑屈な気持ちを最近まで抱いていた私にはとてもまぶしく思えます。
尊大も卑屈も等身大さえも意識する必要がない全き精神で、不安やコンプレックスを感じさせないというか、心の闇がないというか。もちろん これは、あくまで個人的にぱっと見ての印象なので、全然違ってるかも知れません。
それでいてとっても人の根底にある悲しみを想像できる共感性の高い優しい方で、カリスマ性があります。
「辛いこと、誰かに打ち明けたい辛い胸の内を抱えて集まって下さってる皆さん。たくさんいると思うんです。」
と訥々と語られた時、被災地福島の人はきっと心が軽くなったと思います。
私自身たいしたことではないのですが、その一言でこちらの気持ちを分かってくれてる気がして、重い気持ちがすっと消え、その瞬間は愁眉が開いたように心健やかな善良な人間になれてる気がしました。
二郎さんは、誰でもその人の持つ良い面だけを、自然に引き出してくれるのかもしれません。
だから作詞家北山修氏の作家特有のエキセントリックな言葉も(「愛と革命のために」も)、二郎さんのフィルターを通すと、より普遍性を伴ってやわらかく人の心に響くのかも知れません。
ジローさんは11月2日に「やわらかい心」というニューアルバム出されていて、何曲かラジオで予習してました。でも、この日は新曲披露ではなく、地方の人に寄り添う優しい気遣い、みんなが知っているスタンダートなナンバーに徹してくれて、年とともに心のやわらかさを増すってこういうことなんでしょう。客席みんなと一緒に唄えて光栄でした。
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○北山修ワールド
北山修氏の詞7曲、「愛とあなたのために」「風」「男どうし」「涙は明日に」「青春の別れ道」「白い鳥に乗って」「戦争を知らない子ども達」、当たり前ですけどどれも完成された良い歌詞だなあって。戦後一時代の若者文化でありながら、いくつになってもどんな立場にいても、すんなり心に入ってくる不朽の青春歌曲です。
二郎さんのニューアルバムでは松井五郎氏(細坪さんのCHEEK TO CHEEKを作詞)に提供された曲があるという話も富澤一誠さんとのラジオでされてましたが、松井さんは、北山修氏の作詞の曲を小さい頃から聴いていて、案外唄にする人の心って北山さんが歌詞にして来た心と、そんなに変わってないのではないかという話もしてたと思うのですが(うろ覚え)、妙に納得したり。
私は叙情派フォークが一番好きな音楽ジャンルですが、小説好きの人が漱石や源氏物語に戻っていくのと同じで(洋楽好きな人がビートルズ聴くのもそうかな)、フォークソングの祖(おや)なのでしょう。
また私にとっては教科書や副教材の歌集に乗っていたので、子どもの頃はクラスメートと唄った思い出、教師になって生徒と一緒に歌った思い出と重なって、教育現場で唄われる正統な青春ソングというのが印象深いです。

○ANAK息子
この曲の久保田さんのギター、色気ありましたね~。アジアンテイストというか酒場の流しのギターの哀愁というか。
それもそのはず、12321396_664570373682783_4868337934186878823_n.jpg
精神科医井上祐紀氏が「ポップスで精神医学」でANAKについて書かれていて、これはフィリピンのシンガーソングライター、フレディアギラが母の視点で書いた曲で、母への後悔の思いを込めて唄われてるんだそうです。
日本では、二郎さんと加藤登紀子さんがカヴァーしていて、二郎さんが唄うなかにし礼氏作詞版は父親視点、加藤さんは母親視点で、聴く人立場によっても、違った視点で見えてくる曲らしいえす。
たとえば、唄っている主体がアギラのように子どもなら親不孝をしたことへの悔恨がオリジナルなわけだが、主体が変われば、父親としての息子への思い、母親としての息子への思い、あるいは娘への思い、また自分が子どもだった頃の自分と親の関係、親になった今の自分もうこの世にはいない親・・・、様々な視点がが交錯することに深い味わいがあるといことでしょう。。
ただ結論、最後に男はマザコンに戻るってオチは、そうなの~?って感じでしたが・・・
井上氏は北山修論も書かれていてその中で「風」について、若い世代は振り返らず前に進むことが奨励されるが、人生も後半になったら振り返ることの意義を、井上氏は論じられてました。

私はこの本を読む前から、大人になって、二郎さんが唄う「風」を聴いていると、振り返ることを禁じた若い時代を愛おしく思う気持ちが伝わって来て、ということはつまり今その時の心情を振り返っているわけで、「時に振り返ろう、そして共にこの曲の思い出を懐かしもう」というメッセージと受け取れていました。
それは私自身が、若い頃と今と違うシチュエーションで歌詞世界を感じるからなのかもしれません。

「唄は年をとらない。唄う人、聴く人の重ねた月日が歌の表情を変えてゆくのだ」by細坪基佳

○失業保険ジロー生命
細坪さん、ステージでもすごく二郎さんに気を遣って、細かい数字普段自分のはいい加減でもジローさんのはちゃんと的確にフォローする、なんて仁義に厚い世界
今回も「愛とあなたのために」が縁でふきのとうが結成された話されてましたが、それが良かったかどうかはどうにも微妙な感じ・・・・、でもふきのとうやった縁で、細坪さんが二郎さんと巡り逢えたことは本当に良かったですね。
帰りは、細坪さんスタッフに笑顔でご挨拶して一端車に乗った後、後から二郎さんがおでましになると、さっと車から降りて二郎さんに深々とお辞儀をし堅い握手を交わし、直立不動で見送ってました。さすが、義兄弟。何とも麗しい光景でしたわ~
そしてその後、細坪さん、熱い視線送るファンを決して振り返ることなく、風のように去っていかれました。さすがツボ様昔から高ピー@@;スタッフ共演者は上位で、ファンはカースト制度の最下層だもんね。王族とは搾取してる奴隷には目もくれないもんだ
その点、さすがリベラルなジローさん、ちゃんと握手してくれて声かけてくれて、車に乗る前に振り返って「ニューアルバムもよろしく」って
はーい。ってどこで買おうかな。
浜省だって小田さんだって皇太子殿下だって、相手が誰だろうと手くらい振ってくらいくれるのにね~



○50周年
この日、二人とも誕生ケーキお祝いしました~。
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来年、50周年記念コンサ-トが決定したそうです。すごいゲスト数。還暦記念ライブも6時間近かったそうですが・・・。
でもメインゲストは我らが「ツボヤン」と光栄にもご指名がありました
細坪さんファンは、この日は万難排してかけつけないといけませんね。
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あと、来年郡山フォークの日もありますよ~  フォークフェスティバル ~フォークだよ全員集合inこおりやま~
【出演】細坪基佳/杉田二郎/鈴木康博/スリーハンサムズ/三浦和人
【日時】2017年3月25日(土) 16:30開場/17:00開演

○FM喜多方
FM喜多方ミュージックフェアは毎年あるそうです。去年は細坪くんと三浦くん、今年はジローズ、その流れで遡っていくと行くと来年はSong for memoriesかな、すると再来年はすごい大物が・・・(おい)
喜多方ラーメン美味しいし、またこの企画ライブ行きたいです。
10968004_2233300425_16large.jpg ←FM喜多方の小田切さんお勧めの「なまえ」のラーメン。まいう~
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そうそうFM喜多方というと、パソコンがあれば、サイマルラジオでどの地域からも聞けますよ~。
放送局のジングルを細坪さんが唄ってるんです
「エフエム・き・た・か・た♪」と時々流れます。3種類あります。
家事しながらぼーっと聞いてるとつい聞き逃してしまいますが、12時30分から13時までの間、2回は流れますよ~。
ランチタイムに皆さん良かったら聞いてみて~。
細坪さんのハスキーで硬質な歌声を聴くと、午後も頑張ろう!って思えますよ~

おまけ
10968004_2234763981_157large.jpg10968004_2234762127_115large.jpgこれをもらえた方はラッキーでしたね
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