ログハウス

趣味の画像と家族日記。 主に児童向けの映画、書籍、TVの感想や家族の話題を徒然に綴ってます。

中村貴之LIVEDVD~Live Tour 2015 ~街から町へふたたび~

Posted by ふざけおに on   0 comments   0 trackback

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このDVDは2015年の12月20日、原宿クエストホールで開かれたライブ映像です。
このツアーは71か所だったそうですが、私は3カ所は見たでしょうか。
でもさすが東京ファイナル!キーボードとパーカッションのサポートがついているので、選曲の幅が広がって、もう一度NSPのステージで聞いて見たかった名曲がずらり。背景のスクリーン映像が前衛的で、DVDでは雰囲気しかわからないのですが、これを会場で見られたらさぞかし非日常世界を体感できたことでしょう。ああああ、行けば良かった~~。
だから、7月10日、10周年品川プリンスホテルには万難排していくつもりです。
ポプコンエイジもそうでしたが、バックをつけると、天使君の泣きのエレキが冴えまくって、楽しみ~(そっちかい?!)
「見上げれば雲か」と「シャツのほころび涙のかけら」をセレクトしたのも天使君だとか。さすがオバはん心をわかってる!?
私が高校の頃見たライブでは、定番の曲でした。「ゆうやけ」も。
泣きのギターにメロメロ~;; 文字通り肉体も理性も溶解し全身が感性だけになっていくような官能的ギター。
天野さんの魂とチャーの技巧を自分に憑依させたい思いが、常人のリミッターを越えてるようなイっちゃってるShamanisticな演奏になってて、魂が震撼します。この規模のフォークライブでこれを体感できるとは@@;
当時の若者のリアルな心情、ティーンの危うい衝動、不穏な感覚、不条理な世界へ抵抗がサウンドに乗って伝わってきます。
もともとNSPは駆け出しはロックで、80年代はプログレだったので、映像含めて、天野さんが目指したエレクトリックな前衛的音楽を生で再現されてる気がしました(意見には個人差があります)
天使君すごいわ!!感謝です。

そして、ここまで天使君を調子に乗らせた中村さんの柔軟さを感じます。
最初天使君と中村さんの組み合わせ続くのか、心配でした。
印象で申し訳ないですが、年下とはいえ、ミュージシャンとしてのキャリア実力は(申し訳ないけど)天使君の方が上そうだし、ゼネレーションギャップもあって中村さんのライブ横で見てるのは彼は退屈なんじゃないかとか。これが何人もサポートメンバーがいればそれぞれの関係で緩和されるところでも、二人だと不満が直接相手に向かうだろうし、こだわりも自負もあるだろうから、天使君妥協しないだろうなって。
でも回数重ねる度、二人の演奏クオリティーが上がってて、エレキギター、アコギ、使い分けてNSPのサウンドを元アレンジに忠実に再現してくれて、私が出かけるギターアンサンブルライブの中でも非常に斬新な感じします。特に効果音の魔力に引き込まれますね。
アコースティックとシンセサウンドと、中村さんの素朴なフォークと天使君の派手なエレキパフォーマンスのバランスが絶妙で、他のアーティストには見られない独特のライブになってると思います。
それというのも結論として、天使君を相方として彼のプライドを尊重し、才能を生かしている中村さんは、それだけ人間できてるんだなって、思いました。


ただNSPファンとして、欲を言えば、ベース音がないのが物足りないのよ・・・
NSPは何はなくてもエレキベースがないと・・・・
ここであえてベースを入れないのが、中村さんのソロライブのこだわりであり、NSPファンへの気遣いなのかもしれません。
平賀さん、10周年くらいは弾いてやってーーー;;(願)

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さて、以下個別の曲について、

〇「仲直り」「My Song」
「仲直り」懐かしい~~ 。こういう幼い曲、一度も歌ってくれたことないです。
なんせ私が見てた頃のNSPは「目指せ脱田舎の芋バンド!」路線だったので(なのか?w)、「明日によせて」以前のアルバム曲はやってなかったんですよね。私は天野さんの描いたドラマティックな虚構を歌っている大人な中村さんに憧れていましたが、でも改めてこの素直で優しいお人柄が中村さんなんだってふんわりした気持ちになります。
初めて「My Song」を聞いた時、少し気恥ずかしい気がしましたが、シンガーソングライターである中村さんの心情が歌唱に乗って、等身大の思いがストレートに伝わって来て、聴く者に好感を抱かせます。聴く側も心の鎧を外して、無防備になれる気がします。

〇素敵なパラダイス
ソロシンガーとして歌える喜び、NSPのメンバーとしての誇りと名曲を残した天野さんへの敬愛、ファンへの感謝、何一つその思いに嘘がないことが満面の笑顔から伝わってきて、見てる方も幸せな気分になれるのが、中村さんのライブ。
4年ぶりに中村さんのソロをみたふきのとうファンの友人が、中村さんと天使君の演奏クオリティが格段に上がったことに驚くと同時に、中村さんのライブMCが非常に好感が持てるとすごく褒めてました。(私も当初「~~なんですけど・・・・」ときちんと終助詞で話が終わらないモニョってる感じが中途半端で気になったんですけど、今はちゃんと次の展開につながる意味あるMCになってて、自然な流れが心地良いと感じます。)話に嫌味がないと。

幸せを振りまく人には、人が集まってきます。逆に言えば他人を見下したり毒を吐いたり憎しみをふりまく人からは、人は離れていくものかもしれません。
そりゃあこの突き抜けた境地至るまで中村さんだって、忸怩たる思いを繰り返し、失意にあったこともあるでしょう。数年前まではどこかシニカルな影もあって、最近になってやっと語れるようになった辛い思い出もあったようです。
でも街から町へのライブを通して、当時コンサートに出かけることがかなわなかった地方の片隅にまで、(いや中央の流行とは縁遠い地方の片隅だからこそ)NSPの音楽が好きな人がいて、その人たちとの出会いが彼をアーティストとして大きく成長させてるのかもしれません。
10周年に宮城からみんなを車に乗せて駆け付けてくれるとおっしゃってくれたF夫さん、特段NSPファンでもなかったそうですが、中村さんの登米ライブを見て、「本当にお客さんを大事にしている。自分も商売をやっているからわかる。プロ意識が高い。一度音楽を離れた苦労人だからだろう」と、高く評価されてました。
「素敵なパラダイス」、正直もっと詩的に語感の良い表現はなかったのかなってちょっと苦笑いしましたが、これが中村さんの背伸びしない自然体な表現なんですよね。
「ニューシネマパラダイス」は、映画こそ死をも越えて友と共有する人生の喜びという映画でしたが、彼の音楽は死を越えて、何より大切な友人たちとファンをつなぐ
「New Sound Paradise 」
なのかもしれません。

〇永い想いが思い出に
どこか「風が違う」を連想させる曲。
今回の選曲の中で「FLY TO THE MOON」だけはあまり共感するところのないお堅い私には「永い思い~」は男性の純情を感じてすごく好きな曲です。
中村さんのMC解説によると「女は切り替えが早い」って歌だそうです。ってえええ?そうなの~??。
私が夢中だった頃にはもう中村さんには妻子がいて、それでも派手な女性関係ありそうで、華やかな女性ファンに囲まれてて、私みたいな芋ジャリは近寄れなくて・・・
そんなの平賀さんだって細坪さんだってあんべさんだってそうだし、天野さんにはみよちゃんがいて、そんなアーティストの私生活がその音楽を好きだという気持ちになんの障害にならないのに・・・、なんで中村さんだけがそれがとても辛かったのか・・・、イタタな若気の至り恥ずかしいですね・・・。、今もあの頃を思い出すと胸が痛いような・・・だから近寄らないように決めてたんだけどなあ・・・・。だから今、スリハンや中村さんのライブで出かけてる私にとってまさしく神様のいたずら
コンサート前後のアナウンスが中村さんのお嬢様なのですね。私、今やっと素直に祝福できるようになりました。痛い思いが今思い出に、変えることができた気がします。
ところで、「古いアルバムに手紙」??ありそうでないシチュだと思う。

〇会いに来るよ
このDVD収録されたライブが初披露だったのですね。
美しい一関の磐井川堤防の桜並木の思い出、時の流れと共に消えゆくその景色との惜別、やがて苗木が育ち桜並木の再生を待つ希望・・・この心情の流れが綺麗なメロディラインに乗った名曲
私は先日の高畠のライブで聞いた時、自然に「またいつの日にかよみがえれ桜」印象的Cメロ、つい一緒に口ずさんでしまいました。
作り手が意図してることから逸脱してるかもしれませんが、「天野さんがたくさんの名曲を残しこの世を去っても、スリハンとして再生するなら、会いにくるよ」というこちらの心情にぴたりはまってしまうのが不思議です。
多様なその人の想いにシンクロする象徴的歌詞が良いなって思います。
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〇高畠ライブ
高畠ライブでは、「会いにくるよ」と「テレフォンライン」が印象深いです。テレフォンラインは夕闇の中、しんみりと聴かせてくれました。
なんせこの日はステージアンサンブルの白いモノリス4枚に映し出される光のアート、刻々と暮れゆく山並み、「夕陽を浴びて」と「夕暮れ時がさびしそう」の夕焼けの色が微妙に違った気がしました。
赤、朱色、オレンジ色、赤紫、・・・、
現実の空の色が複雑であるように、よくこういう色が照明で作り出せるなあと、素人ながら感心してみてました。
個人的には「さくら草」は、メドレーにしてほしくなかったなあ・・・・。私が中村さんにはまった原点だから。
私がこの曲を好きってことは歌ってる中村さんでなく、この歌詞を書いたお姉さまの「心象風景」が好きだったのかもしれません。T's Cafe、閉店されたのですね
時の流れを誰も止めることはできないから、今できることは少しの勇気を出してやらないといけないって、心に刻みました。
微力ながらこれからも、スリハンや中村さんと天使君を応援したいです。

中村さん、64回目のお誕生日おめでとうございます
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